ふざける子供心理とは?「叱るべきか?褒めるべきか?」

そしてもう1つのポイントは、疑問形で子供に問題を投げつけることであり、上記のようなお願いであれば、大好きな両親のお願いを否定せずにはいられない子供は、素直にふざけることを止めることに繋がりやすくなります。

一度騙されたと思って、「自分が今どう思っているのか?+自分を主語に+疑問形で注意する」ことで、ふざける子供の対応が大きく変わるはずです。

 

褒めることで欲求を満たす

今や子育てだけにあらず、教育は褒めることを重視している世の中でありますが、上手なしつけができる人は否定的な言葉を使わず、むしろ良い部分をきちんと認めて褒めることができる人です。

ふざける子供も同じように、良い部分をきちんと見てあげるようにして、褒める時には大きく褒めてあげることを心がけてみましょう。

あなたにも自分の存在を認めて欲しいとか、自分の魅力を褒めて欲しい欲求が存在するように、子供にもこうした承認欲求は存在し、良い部分を読めることは徐々にそのことを好きにさせ、子供を自主的に動かせることができる、とても重要な対処法です。

例えばふざける子供に関しては、ふざけたことを否定的に捉えるのではなく、ふざけることを止めたことに対して褒めてあげてください。

すると子供の心理状態に変化が訪れ、「ふざけることを止めると褒められる」とか、「大好きなママに認められる」などのポジティブ思考が生まれ、このポジティブ思考は好循環を生み出します。

人は一度悪い部分が見えると、どんどんと悪い部分が見えてしまう性質を持つだけに、子供に対して完璧な理想を押し付けるのではなく、90点できたのであれば10点を無視して、90点を褒めてあげることを徹底してください。

ちなみに、当たり前のことでも褒めてあげることは大事なことです。

 

☑️ポジティブな連想をさせよう

ふざけることを止めた子供に対しては、褒めることにプラスでポジティブな連想をさせることで、今度も自分が真面目にする方が、素晴らしい人間になれると思い込める要因となります。

例えば、「真面目にしてるとかっこいいね!」と伝えたり、「真面目にすると楽しい時間が過ごせるね」などと、ポジティブな連想をさせる言葉を投げかけることで、子供はリアルな想像をしてしまうものです。

これは単純でもある子供心理を利用した作戦であり、「野菜を食べるとアンパンマンみたいに強くなるよ!」と伝えると、子供は自分がアンパンマンになった時の想像をリアルにすることで、野菜嫌いが克服されることもあるほどです。

褒める対処法を取る際には、必ずその後にポジティブな連想をさせる心理作戦を使っておけば、よりふざける子供に対しての効果的な対処となっていきます。

 

ふざけるのは特別なことじゃない

いかがだったでしょうか。

心が未熟な子供だからこそふざけてしまい、時として空気が読めない行動を起こしてしまうものですが、これは立派な大人になるための成長段階であるとの理解で、ポジティブに捉えることができれば理想的です。

逆にネガティブに捉えてしまうことは、「鬱陶しい」とか「イライラする」などの、負の感情を呼び起こす連鎖となってしまうため、子供に対して完璧な理想を押し付けるよりは、これが普通なんだと思い込む方が、あなたの精神的健康にとっても大きなプラスとなるのです。

子供はこれから人生経験をたくさん積むことで、相手の気持ちを読み取る力や空気を読む力が成長していき、頼れる大人へと成長していくことでしょう。

だからこそ、その成長の妨げにならないためにも、ふざけることに対しての対処法をきちんと学び、実行することが親の役目であるとも言えるのではないでしょうか。

関連記事:ふてくされる心理「子供や大人の違い/対処法とは?」

ページ:
1 2

3

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アーカイブ

PAGE TOP