自尊心が低い人の特徴と原因 高める方法

例えば、赤ん坊の欲求より自分の欲求を大切に思う親に育てられると、親の気に入る存在になるために自分の欲求を抑えるようになり、本物の自分を見失ってしまう。

そして、親に気に入ってもらうために懸命に勉強して、高収入の職業につき、経済的・社会的な成功を収めることにつながったとしても、当の本人は自分に自信を持つことができないという状態に陥ってしまうのです。

こうして自尊心が低い状態に陥ると、「自分は劣っている・弱い・無力だ」と感じて落胆したり、不快な感情を補おうとして必死に努力をするという方向に向かってしまいます。

外的な評価と内的な自己評価のギャップはますます大きくなる一方です。

自尊心が低い人の特徴

それでは、自尊心が低い人に見られる5つの特徴について説明します。

【自尊心が低い人の特徴1】他人を気にしすぎる

自尊心が低い人は、他人を気にしすぎる傾向があります。

子供の頃、「(他所の)○○ちゃんは賢いね。あなたも頑張らないとね」というように、親から他人と比較される経験を重ねた場合、自分の価値は他人と比較することで認められる、という考え方が刷り込まれてしまいます。

同様に、他人と比較して劣っている面を指摘される経験が多かった場合、どうしても他人と比べて劣っている部分に目がいきがちになってしまうこともあります。

そうして、他人と自分を比較する癖がついてしまい、自分の駄目な点ばかりが気になってしまい、自分に自信が持てなくなってしまいます。

自分を評価する視点が、「他者と比較した自分」という相対的な見方になってしまうのです。

【自尊心が低い人の特徴2】お人好し

自尊心が低い人は、他人を喜ばせることに熱心な傾向があります。一般的に「お人好し」と言われることもあります。

「他人を喜ばせて何が悪いの?」と思うかもしれませんが、本来の自分の願望ではなく、自己肯定感の欠如を埋める行為であることに気づいていない場合は、一時的には気分が高揚しますが、ストレスが溜まってしまいます。

また、前の章でも書いたように、自分の本心すら分からなくなってしまいます。

【自尊心が低い人の特徴3】自分に厳しすぎる

自尊心が低い人は、理想主義の傾向があります。

理想の自分があって、求める基準点が高いから自己評価が低くなってしまうのです。

「こうあるべき」「こうすべき」という厳しいマイ・ルールがあって、それを破る度に自分が駄目な人に思えて、必然的に自己評価が低なってしまいます。

それが転じて、他人にも厳しくなってしまうことがあります。

「こうあるべき」という言葉の裏側には「こうあって欲しい」という期待があります。相手が期待に応えてくれないと、勝手に「裏切られた!」と言って、怒ったり悲しんだりして自分をすり減らしてしまいます。

【自尊心が低い人の特徴4】謙虚すぎる

自尊心が低い人は、謙虚すぎる傾向があります。

謙虚であることを良しとするのは、日本人の道徳観に基づいています。しかし、謙虚さが度を過ぎると、新しいことや難しいことに対する挑戦の機会を逃してしまいます。

失敗して他人から非難されることもないため、「やらなくて良かった。やっぱり私には無理だったんだ」と自分で納得してしまいます。
しかし、失敗しない反面、成功体験も得られないので、自信の無さが反復強化されてしまい、自己評価がますます低くなってしまうという悪循環に陥ります。

【自尊心が低い人の特徴5】自分はできないと思い込んでいる

自尊心が低い人は、子供の頃の経験で「自分はできない」と強く思い込んでしまっている傾向があります。

子供の頃に、ふとした出来事(親や先生に叱られた)をきっかけに、「自分はバカだ」と思い込んだとします。

そして、その後、上手くいかないことがあったり叱られたりするたびに、「自分はバカだという考えはやっぱり正しかった」と確信していきます。

一見、分析的で論理的なように感じられますが、実際には全てが自分勝手な思い込みです。

これは、出来事に対する子供の理解の未熟さが原因で起こります。子供の理解は自己中心的なものであり、視野も狭いものです。叱りつけてきた大人は単に機嫌が悪かっただけという可能性もあるかもしれませんが、そんなことを考慮する余裕はありません。

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