父親のことが嫌いな子供が後を絶ちません。父親を嫌いすぎて、「こんなダメな父親はいらない」という子供もいるほどです。子供だから教育の名のもとにどんな事をしても許されるわけではないし、子供も人間なので傷つきます。
基本的には男の子は母親と気が合い、女の子は父親と気が合いやすいので、男の子のほうが父親嫌いになりやすいとも言われています。
そんな父親が嫌いな子供の特徴や心理・理由を子供のリアルな叫びも紹介しながらチェックしていきましょう。
悪口や人を見下す発言
子供が父親を嫌いになる理由の1つ目は、父親が他人の悪口を言ったり、見下したりするような発言をすることです。
そもそも子供は親を見て育つので、子供の前で人をけなしたりしていれば、人をけなす事が当たり前だと思ってしまいます。
いくら親とはいえ、一人の人間として尊敬できる部分が無ければ、嫌いになってしまう可能性がグンと上がるのです。
さらに「なにか文句を言っているのは自分のせいかもしれない」というような、ネガティブな考えを持つ可能性も考えられます。
そうやって父親の機嫌を伺う癖がついてしまった子供は、大人になってもその癖が抜けず、他人の目が気になってしまうようになります。
暴力を振るう父親
父親が家族に暴力を振るうと、子供も精神が不安定になったり、乱暴な性格になってしまうことがあります。
DV夫やモラハラ夫に悩まされる家族は後を絶ちませんが、経済的・社会的な面を心配して、母親は子供のために離婚しないケースも多々存在します。
子供に対しても精神的苦痛を与えていますが、母親にとってもかなりの精神的苦痛が与えられていると言えるでしょう。
こうした酷い経験がトラウマになってしまい、大人になってからその後遺症に苦しむ「アダルトチルドレン」になってしまう人は数多く存在します。
頑固すぎる父親
子供が父親を嫌いになる理由の3つ目は「父親が頑固すぎること」です。
頑固すぎる父親に対して子供が何を言っても、父親は理解しようとすらしてくれないでしょう。
こうなると子供は最終手段を使わざる負えなくなってしまいます。
その最終手段とは、“キレる”という行動です。
自分が怒りを爆発させることで有無を言わせない状況を作り、自分の気持ちを親にぶつけようとするのです。
しかし子供心が分からない大人たちは、この子供たちのサインにも気づいてあげることができません。
幼少期は、頑固で厳しい父親は絶対的な存在として君臨できますが、子どもが思春期になって自分で考えるようになると、父親に反発する気持ちが芽生えるようになります。
そうなると、父親は子供に嫌われてしまい、家族内で孤立することになります。
もし貴方が父親で、自分に当てはまっていると思ったのであれば、一度子供の言い分もしっかりと聞いてあげるようにしましょう。
自分は良くても家族はダメ
自己中心的な父親といえば分かりやすいでしょうか。
とにかく気分屋で自分の気分次第で物事の良し悪しを決めたり、自分さえよければいいという考え方をしていれば、当然子供たちからは愛想を尽かされてしまいます。
さらに子供は非力なので、いくら理不尽でも家を出ていくわけにもいきません。
その結果、ネットで愚痴を聞いてもらったり、誹謗中傷のコメントばかりをしてしまう子供が増えてしまっています。
過干渉
子供が父親を嫌いになる理由の5つ目は、どこで・誰と・何をしていたのかといったことを細かく詮索してきたり、あれはダメ、こうしなさい、といちいち指示されることです。
いつまでも子ども扱いをする、過干渉なタイプの父親と言えるでしょう。
こうした”過干渉”をする父親というのは、一見、子供想いのようにも見えますが、実は自己中心的な性格をしていると言えます。
自分が必要とされなくなることへの不安が背景にあったり、子供を所有物のように思い込むことからこうした言動に至ります。
過干渉の背景には、親が子供に依存しているということがありますが、本人はそのことに気づいていないケースがほとんどです。