1973年生まれの特徴

1973年(昭和48年)生まれの人の特徴

1973年(昭和48年)生まれの人の干支は癸丑(みずのとのうし)、年齢は2021年(令和3年)の誕生日を迎えると満48歳になります。(※参照「年齢 早見表|2021年(令和3年)」)

この記事では、1973年に生まれた人の特徴をご紹介します。

1973年生まれの人がこの記事を読むと「そうそう!」「懐かしいな〜」と共感できる内容になっています。

また、1973年生まれではない人も1970年代生まれの人であればおよそ共感できる内容になっています。職場や近所付き合いのある人で1973年前後に生まれた人がいる場合は、その人の言動の背景を知る上で参考になるでしょう。

1973年(昭和48年)生まれの共通点と特徴

①生まれた人の数が多い

1973年に生まれた人の数は209万1983人です。1971年から1974年までの「第二次ベビーブーム」と呼ばれる期間のなかでもピークの多さです。

第二次ベビーブーマー世代団塊ジュニアなどと呼ばれています。

この1970年代前半生まれと、第一次ベビーブーム(1947年から1949年)のときに生まれた「団塊の世代」の子供の中心となる1970年代後半生まれを一括りにして「団塊ジュニア」と称することもあります。

1973年生まれの人の人生に最も影響を与えるのは、この「生まれた人の数が多い」という特徴です。

②やたらとクラスの数が多かった

小学校から高校時代の1クラスあたりの生徒数は45人程度で教室内は常に満員でした。マンモス校では、1学年あたりのクラス数が10を超えることがざらでした。

教室が不足して校舎を増築したり立て直したりといった工事が頻発したため、仮設のプレハブ教室で過ごす経験をした人も多いのではないでしょうか?

③受験競争が激しかった

同級生の数が多いということが主な原因となって、高校や大学の入学時の受験戦争が激しかったのも1973年生まれの特徴です。

親世代の学歴信仰も強かったため、偏差値の高い学校への進学を目指して常に高い倍率の競争に晒されてきました。

④バブルにギリギリ間に合わなかった

バブル経済が最高潮の頃、1973年生まれの人は中学から高校生時代を過ごしており、バブル景気に湧く楽しそうな(狂った?)世の中の様子をみて、高校卒業後は自分も楽しめると信じて疑わなかったにもかかわらず、あえなくバブルは弾けてしまいました。

せっかく厳しい受験戦争を乗りきってようやく大学生になった時には、既にバブルは弾けて世の中は平成不況へと突入していったのでした。

1973年生まれの人は、まさにバブルを目の当たりにしながら自分は体験できなかったという、「バブルにギリギリ間に合わなかった世代」なのです。

⑤就職時は「就職氷河期」

そして、1973年生まれの人が(浪人や留年していなければ)大学を卒業して社会人になる1996年前後は「就職氷河期」と呼ばれる就職難の時期のど真ん中にあたり、困難な就職活動を強いられました。

バブルに間に合わなかったばかりか、バブル崩壊の煽りを受ける羽目になってしまいました。なんと星廻りの悪い世代でしょうか。

⑥バブル入社世代のできない先輩や上司に怒る

厳しい受験競争と就職氷河期を経てなんとか生き抜いてきた1973年生まれの人は、その体験から「真面目で堅実」な特徴を持つようになりました。

しかし、好景気のなかで厳しい競争に晒されることもなかった先輩・上司は「華やかで楽天的」な特徴を持っているため、大した実力もないのに楽して良い立場にいるだけの無能な人間に見えてしまい、苛立って仕方がないのです。

⑦ほかの世代よりも醒めている(現実主義)

バブルの崩壊で天国から地獄に落ちた人を見て、自分も就職氷河期と不景気を味わい、運よく就職できても会社内で酷使され、給料も上がらず、転職先もないという辛い経験をしてきたため、「ほかの世代よりも覚めている(現実主義)」ことも特徴としてあげられるでしょう。そのため、以下のような共通点を持っています。

  • ブランドものに対する興味が低い
  • コスパ・時短・効率を判断基準にする
  • SNSなど流行っているものを取り入れようと努力する

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