これもあくまで一部の声でありますが、のび太がいじめにあうシーンに我慢ならず、悲しい気持ちになったり許せない気持ちになる人もいて、こうした人にとっては、ドラえもん=いじめがあるというイメージが強く残ってしまうのです。
声優が変わったから嫌い
アニオタと呼ばれる人の特徴として、声優にこだわることが挙げられますが、ドラえもんが好きだった人もアニオタと同じように、声優にこだわっていたことが理由で、ドラえもん嫌いになってしまうことも。
昔の声の方が良かったと主張する人は実際にいますし、今の声になってから興味がなくなってしまった人もいるので、ここは難しい問題でもあります。
一生声が変わらないなんてことは難しいですし、新しい声優にも良さがあるはずですから、こうした良い部分を見ようと心がけないことには、どのアニメでも突如嫌いになってしまうことになりかねません。
行動する気がないクズ
行動する気がないクズとは、ジャイアンにいじめられたのであれば、ドラえもんの道具に頼ることで助けてもらうことを快く思う人はいるでしょうが、しずかちゃんを自分に振り向かせようとすることすら、ドラえもんに頼ってしまうのび太に対して、「こいつクズだな」と思ってしまう人もいます。
そもそものび太には出木杉君というライバルがいて、恋愛は自分の力でなんとかする必要があるはずなのに、ドラえもんの力で恋までもをどうにかしようと考えるクズさに、胸糞悪い感情を覚えてしまうことも、嫌いになる理由です。
これは出木杉君側から見れば、完全に卑怯であると思ってしまうことは当然のことですし、出木杉君が好きな人からすれば「可哀想」という感情を覚えてしまいます。
今の時代は恋をしない人も増えたので、ダメ男でも恋を必ずする必要がない時代だからこそ、「ドラえもんが助ける必要はないのでは?」との疑問を抱き、卑怯者としてのび太を見てしまうのです。
ドラえもんを嫌いになる人の特徴
親目線で見てしまう人
親目線で見てしまう人は、自分の子供とのび太を比較してしまったり、自分のしつけとのび太の両親のしつけを比べてしまうことで、「親としてきちんと責任を果たせ!」と感じてしまうことが、イライラしたり好きになれない心理になります。
子供の頃はなんとも思っていなかったけど、自分が人の親になってからドラえもんを嫌いになって、親目線でどうしてもドラえもんを見てしまう人にとっては、「親がジャイアン家に抗議しにいけよ!」など、何かと親の立場としてはツッコミどころの多いアニメなだけに、落ち着いて見ることができません。
こうした心理が見られる人の特徴としては、のび太よりも両親に不満を持ってしまうことに加えて、勉強させたり嫌なことから逃げないためにも、親がもっと子に対して真面目に取り組むべきだと思える人となります。
感情移入してしまう人
のび太が悔しそうな思いをした時に、自分も同じくらいに悔しい思いをしてしまったり、殴られた時に同じく心が痛くなる人も、ドラえもんが嫌いなる心理の1つで、アニメの主人公に対して感情移入しやすい人ほど、この心理は当てはまりやすいです。
ドラえもんといえば、道具を手に入れたことで調子に乗ったのび太が、最終的には自分が痛い目にあう構成が多いので、感情移入しやすい人には苦手意識がつきやすいアニメであるとも言えるでしょう。
特に子供の頃に主人公に感情移入してしまうことが多く、こうした感情を大人になっても覚えている人は、どこかドラえもんを好きになれない人となってしまうことも、十分に考えられます。
甘えが大っ嫌いな人
どんなことでも、「それは甘えだ」と相手に突きつけてしまう人も、ドラえもんを嫌いになる心理が働きやすく、こうしたタイプの人から見てドラえもんとは、「ヘタレが甘えるだけのアニメである」と捉えてしまいがちです。
このタイプの人は、「他人の痛みに鈍感である」性格傾向が見られる人であり、子供の頃から本当は甘えたかった気持ちを押し殺して大人になったり、自分一人で悩みを抱え込んできた人ほど見られやすい心理です。
のび太の甘えに対して、イライラしたり甘えるなと思ってしまう人は、自分が子供時代に甘えてこなかったからこそ、イラっとしてしまうのでしょう。