ドラえもんを嫌いになる心理
嫌いな自分を思い出す
のび太やドラえもんなど、キャラクターに対してイライラする感情がある人は、「嫌いな自分を見ているようだからイライラする」心理が働き、どんどんと嫌悪感を覚えていきます。
人は誰しも自分の嫌いな部分を心の奥底に無理やり閉じ込め、分からないかのようにしようとしますが、これを「抑圧」と言い、自分の嫌いなキャラクターを見てしまうことで、無理やり閉じ込めた感情が反応してしまうのです。
これこそ投影心理であり、「心は自分の嫌いな部分を写す鏡」という有名な言葉こそが、今のあなたに当てはまる心理状態となります。
良い部分が見えない心理
のび太やドラえもんなど、とにかく良くない部分が一度見え始めてしまうと人は、良い部分が見えなくなってしまう心理が働き、どんどんと悪い部分だけが強調されていくようになります。
なんか苦手だなと感じた瞬間から、相手の良い部分が全く見えなくなってしまうのが良い例で、自分にとって嫌いだと感じる相手に対して、良い部分が全く見当たらないことは、人が持つ欠点とも言えます。
例えばジャイアンの暴力が不愉快に感じた人は、ジャイアンは自己中心的だし態度もでかいし…などと、仲間思いである良い一面などが見えない心理状態となってしまうのです。
現実世界として考えてしまう
アニメを現実の世界として考えてしまう人も、ドラえもんを楽しめないのは当然のことで、非現実的な世界だからこそ多くの人が見入り、楽しめるアニメなだけに、現実世界として考えてしまうことは、イライラしてしまう原因そのものです。
現実世界にドラえもんがいれば、世界中の人々が働く選択などしないでしょうし、ひみつ道具を使って世界征服を企む人だって出てくることでしょう。
アニメの世界だからこそ平和的で、心温まるような世界が描けるわけであるため、現実世界として考えることでイライラする人は、捉え方を変える必要が出てきます。
人気者にアンチはつきもの
アンチが多いのは人気者の証であることは間違いなく、世界的にも有名でファンが多いドラえもんには、必ず一定のアンチが付いてしまいます。
なんでもドラえもんは、J-WAVEが3446名の会員を対象に行った調査結果によると、世界に誇れるアニメだと答えた人の割合が37%で一位であったとの報告もされているほど、多くの国民に愛されているアニメであります。
もちろんアンチになることも人の自由ですし、他人に迷惑をかけないのであれば、アンチになることも決して悪いことではないでしょう。
中には、アンチになる気持ちを共感してほしいことから、ネットに書き込んでしまう人もいますが、これこそドラえもんが大人気で愛されている裏返しであると言える、決定的証拠なのです。