サザエであれば図々しい人が嫌いであったり、カツオであれば子供嫌いな人であったり、波平であれば偉そうな態度が嫌いな人など、気にくわないキャラの性格傾向を知るだけでも、あなたの嫌いな人物像が浮かび上がるので、興味がある人は一度試してみるといいでしょう。
十分な愛情をもらえなかった人
子供の頃に十分な愛情を注いでもらえなかった人は、サザエさん一家のように円満で仲良しな家庭に対して、「羨ましい」とか「惨めになる」感情を覚えがちで、これは育った家庭が原因であると言えます。
例えば、家に帰ると笑顔で迎えてくれるサザエさん一家に対して、「自分の家庭ではこんなことはありえない…」と自分が惨めになったり、「カツオが意地悪をしても、愛情のある怒り方が羨ましい」と感じるなど、自分の家庭とサザエさんの家庭を比べてしまうことで、苦手意識が生まれてしまいます。
子供の頃からサザエさんが妙に嫌いであったり、楽しめない人ほど当てはまりやすく、愛情たっぷりの家庭やアニメが苦手な傾向にある人物であるとも考えられます。
サザエさんが嫌いな人の心理
嫉妬心から嫌いになる
嫉妬心から嫌いになることは、長い人生を経験積みの人では誰もが経験することで、サザエが専業主婦なことに嫉妬心が芽生えた人は、怒りの感情をコントロールすることができず、不信感を抱くことになります。
すると、どんどんとネガティブな感情ばかりが出てくるようになり、「サザエならきっとこうするだろう」と、ネガティブな思い込みをすることで、どんどんと悪い部分ばかりが見えていくようになります。
ここまでくれば最終的には、「私ならこの場面はこうしているわ」と、サザエと自分を比べることで自分の価値を確認しようとするのですが、これがまた怒りの感情を引き起こすことも、しばし見られます。
悲しくなるから嫌いになる
こちらも嫉妬の心理学で説明可能であり、十分な愛情を注いでもらえなかった人にとっては、サザエさんを見ることで嫉妬の感情が生まれ、やがてその感情は自分を責めることになっていきます。
例えば、サザエさん一家の楽しそうな夕食を見ることで、自分の家庭は負けていると素直に受け止め、「なんて自分は価値のない人間なんだ」と悲しい気持ちに浸ることで、サザエさんに苦手意識がつきます。
さらに無価値であると思い込むことは、自己嫌悪へと感情が変わっていくので、サザエさんを見ることで「自分が嫌いになっていく」人は、嫉妬が原因であることは間違いありません。
特に多いサザエアンチ
サザエさんが嫌いだと主張する人の中でも、サザエが嫌いという意見が圧倒的に多く、子育てから家事に至るまで欠点が目立つサザエは、女性陣の嫉妬の対象となりやすいです。
ここまで伝えてきた意見以外にも、「環境が羨ましい」との意見も比較的多く、家事はフネが担当してくれるし、子供の世話も波平やフネが手助けしてくれることもあり、現代を生きる妻たちにとっては、ある意味理想的な環境が整っています。
「まだ若いんだからパートくらいいけよ!」と怒りを覚える主婦は、まさに現代を象徴した正しい感情であり、時代錯誤とも言われるサザエさんに対して、快く作品を見れない人が増えていることが、よりアンチを増やしてしまうのでしょう。