昔からずっと応援してきて、単行本などを購入してきたファンからすれば、「自分たちの期待を裏切られた」と思ってしまったり、「何だよがっかりだわ」と思ってしまうことで、違うアニメに流れてしまう人も増えたかもしれないことは、コナンファンの間でも物議をかもすほどです。
事件性が教育に悪い
コナンでは毎回のように誰かが犠牲となることで、事件を解決する展開に発展しますが、これが親目線からすれば「教育に悪い」と捉える人もいて、たくさんの人が死ぬアニメなだけに、子供に見せるのは少し抵抗があると思う親もいます。
他にも、子供が偉そうに大人に注意するシーンを、子供が真似したことが非常に腹立たしかったなどの理由から、コナンが嫌いになってしまうなど、親目線で見ることでコナンが嫌いになることも。
子供の頃は自分自身大好きなアニメだったけど、大人になって再び目にすることで苦手になってしまうことは、どのアニメにも共通する、アニメ嫌いあるあるの1つと言えそうです。
流石にストーリが進まなすぎ
長編アニメに必ずつきものなのが、「ストーリが進まなすぎる」という苦情であり、いつまでもダラダラと展開を進めることは、飽きてしまう原因そのものですし、コナンの場合は特にストーリが進むのが遅いので、「最終回はどうでもよくなってきた」といった興味が薄れたことで、つまらなく感じてしまう人が多くいます。
本来は「黒の組織」の正体を暴くのが目的であったのに対して、毎回のように違う事件ばかりを解決していくストーリに、「本来の目的どこにいったんだよ」と、不満を募らせるファンの中には、いつの間にかアンチになってしまった人もいることでしょう。
好きと嫌いは表裏一体であるため、不満を持っているファンがいつアンチに変わってしまっても、なんら不思議ではありません。
コナン嫌いな人の特徴
ダラダラ展開が嫌い
展開が早いアニメはテンポも良く、次から次へと新しい展開を知れる楽しみがありますが、アニメにこれを求めている人にとっては、ダラダラ展開のアニメの魅力が分からず、「昔の話と連動しても忘れてしまう」などの意見も比較的多く聞かれます。
コナンの場合は、単行本の数と展開を比較してみても明らかにテンポが遅い分類で、さらに新しい展開がほとんど見られないアニメとなるので、こうした展開が苦手でない人であっても、飽きてしまう人がたくさんいることが、テンポの遅さを証明しています。
コナン君という一人のキャラクターを愛している人にとっては、ストーリーはそれほど重要視されない一方で、アニメのストーリー性を重要視する人にとっては、やはり飽きない程度の新しい発展を欲してしまうのです。
子供が嫌い
子供が嫌いな人にとってコナンはストレスとなることが多く、例えば子供の偉そうな態度が嫌いだという人にとっては、コナンほどの生意気とも取れる態度をとるキャラクターは、心の底から受け付けないキャラとなってしまいます。
他にも、子供の存在自体が鬱陶しく感じてしまう人にとっても、少年探偵団のような子供が活躍する姿を見て、「いやいや、子供がそんな頭キレるわけないだろうが!」と怒りを感じ、コナンを楽しむことができません。
コナンファンからすれば、「なにその理由…」と思ってしまうかもしれませんが、偉そうな子供が嫌いな人にとっては、自分が嫌いなタイプをアニメを通して見ているようなものなので、楽しむどころかストレスが溜まってしまうことも、十分に考えられることなのです。
血や事件性が嫌い
サスペンス系が嫌いな人がコナンを好きになれないのは当たり前で、こうした人は金田一やひぐらしも苦手である共通点が見られることでしょう。
血や事件性が嫌いな人の心理としては、刺される時の痛みや苦しみをリアルで考えてしまうことによって、痛みやグロさをイメージしてしまうことで、「あ〜痛い!」と脳が感じてしまうことにあります。
これは潔癖症の人と同じで、潔癖症の人はドアノブについている細菌をリアルにイメージすることで、「ドアノブは菌だらけで汚い」と感じてしまうように、血や事件性が嫌いな人も、その時のシーンによってリアルなイメージを抱き、痛みのような感情を覚えてしまうのです。