子供への影響が大きかった人
意見でも述べたように、子供が影響されて急に暴力的になった経験を持つ人も、アンパンマンに対してあまり良いイメージを持てません。
それ以前は大人しかったはずの子供が、「アンパーンチ」といって攻撃してきたのであれば、間違いなくアンパンマンに影響されていますし、全ての原因がアニメにあると考える両親は、アニメに対して不信感を覚えることでしょう。
アンパンマンが嫌いになる心理
0か100で物事を捉える
アンパンマンを暴力的に見てしまう人や、グロいアニメであると見てしまう人は、物事を0か100かで判断してしまっている可能性が高く、暴力シーンがあった=子供に悪影響を及ぼすと考えてしまうことは、アンパンマンアンチになる原因そのものです。
グロいアニメと思うことも同じく、首が取れる=グロいアニメだと捉えてしまうことで、物事をいつも白か黒かではっきりさせてしまう性格であると言えます。
このタイプは、男だから女だからと主張を述べることも多く、一人の男性が痴漢をすれば「これだから男は…」と、世の中の全ての男が悪人であるかのように語ってしまう心理傾向が見られやすいです。
自分とは違うから嫌だ
自分の育った環境とは大きく違うことも、アンパンマンに対して嫌悪感を抱く原因そのもので、子供の頃から「誰かに頼るのは甘えだ」をモットーに生きてきた人にとっては、すぐに仲間に助けられるアンパンマンを見て、「何がヒーローだ!」などの反発心を抱いてしまいます。
自分が育った環境と大きく違う人に対して、批判的になってしまうのが良い例で、人は自分が育った環境とは違う人を見ると、素直に認めることができなかったり、嫉妬に似たような感情を抱くことが多いです。
「他人に頼るばかりは甘えだ」とか、「自分一人で解決すべきだ」という環境で育った人ほど、こちらの心理からアンチへと変わってしまいやすいのです。
脳内で作られる痛み
アンパンマンにリアルな想像をしてしまう人は、顔が変わった時には「脳みそはどうなっているのだろうか?」とか、「記憶が残っているのはなぜ?」などとリアルな想像をすることで、人間と同じような作りと考えてしまうことが、生々しい想像を掻き立ててしまします。
リアルな想像をするということは、顔の一部がかけた時には「うわっ!痛い!」と感じたり、新しい顔がついた時にも「首が取れた!」と捉えてしまうことで、最終的には「生々しさ」と「気持ち悪い」感情が芽生えてきます。
アニメの世界として楽しむことができる人は、アンパンマン独自の世界を楽しむことができる一方で、真面目に考えてしまう人にとっては、少しグロさを感じさせるアニメとなるのがアンパンマンなのです。
子供にとっては絶対的ヒーロー
アンパンマンが子供に絶大な人気を誇るのは、やはり子供にとっては絶対的なヒーローで、悪者をやっつけるカッコよさと、周りを助ける優しさを兼ね備えているからこそ、多くの子供が熱狂的ファンとなるわけです。
子供と違って様々な考えのできる大人は、絶対的ヒーローであるという子供の気持ちを理解できず、中にはアニメを見せない選択をしてしまう人もいますが、やはり子供が喜ぶ姿が一番と考えるべきではないでしょうか。
子供から楽しみを奪ってばかりでは、必ずしも理想の子供に育つとも限りませんし、子育てに100%の正解はないということも間違いのない事実です。
本当にアンパンマンに悪影響があるとすれば、日本人の多くはそれに影響を受けているはずなので、あまり真面目に考えすぎるのも、あなた自身を苦しめるだけの結果を招くことになりかねません。