これは説教が好きな人の特徴でもあって、説教というのはそもそも一方的に自分の正義を押し付けることで、相手の正義は完全無視です。そして最終的には、自分だけがスッキリとして会話が終わってしまうわけですね。
他にも話を聞こうとしない人は、自分よりも影響力を持つ人物が「それは違うよ」と否定したとしても、「そうかなぁ?」と自分の意見を曲げないので、何かと嫌われがちです。
また話の途中で自分の意見を口にし出すなど、話を聞いて欲しいだけの相手に対してもアドバイスをしがちなので、こんな人に「若者は素晴らしい」と伝えたところで、認めてもらえるわけがないのです。
固定概念が強い
経験と強い執念を持つ年寄りほど固定概念が強く、多面的に考えることができません。だからこそ偏った考えしかできず、自分より優れた若者が世界中に溢れていることを見ようともしません。
簡単に言えば、若者のイメージを先入観で全て決めつけてしまっているので、テレビといったメディアの情報を全て鵜呑みにした結果、「最近の若者」の勝手なイメージが出来上がっています。
その証拠に、「最近の若者は」と口にする老害ほど実は若者との接点が少なかったり、数人の若者しか知らないといった環境で生きているはずです。逆に視野が広い経営者などは、たくさんの若者に触れているので「最近の若者は」と決めつけません。
典型的な例は、大企業=安定だという固定概念であって、今の時代は大企業でもリストラがたくさん行われているため、安定なんて容易に決めつけることは時代遅れの思考なのです。
融通がきかない
「最近の若者は」と決めつける人ほど融通がきかなく、こちらとしては笑い話で冗談のつもりであっても、本気で受け止めることで怒ってしまうなど、その場の空気を凍らせてしまうことも特徴的です。
こうした人はマニュアル第一でありますから、教えられたことやマニュアルに載っていることに全て従い、それ以外のやり方は邪道だとの考えを示します。つまり仕事が遅くできない人なのです。
他にも真面目すぎるため完璧主義になりやすく、他人の仕事に対してケチをつけたり小さなミスが許せないことも。これも老害と呼ばれる人に間違いなく、仕事効率をグッと下げてしまう原因です。
真面目すぎることは自分だけに当てはめればいいものの、相手にも同じようなことを求めたり指摘することで、人間関係に支障をもたらすことが多いこのタイプは、職を転々とする傾向が見られます。
精神論を持ち出す
精神論を唱える人の特徴として、「過去の自分の経験から相手も大丈夫だ」と決めつけることが挙げられます。例えば、熱を出しても自分は仕事やりきった経験を持つ人は、部下にその精神論を押し付けます。
そして「熱なので帰ります」と伝えると、「これだから最近の若者は…」とバカにし出すのが老害と言われる人です。こうした人は根性で乗り越えれると思っていて、休むことが悪だと思い込むタイプが多いです。
さらにできなかった仕事に対して、「努力が足りなかった」などと相手の努力を認めようともしないために、まるで相手が怠けていたかのような表現をしてしまうことも特徴的です。
「最近の若者は努力をしない」とか「最近の若者はすぐに帰る」「最近の若者は仕事が続かない」などと決めつける人は、自分が嫌なことでも乗り越えてきたことを棚に上げて、若者を批判しようとします。
非を認めれない
自分の非を認めれない人に共通することは、プライドが高いということです。そして指摘されることを嫌うということです。「最近の若者は」と決めつける人は、まさにこれらの特徴に当てはまります。
自分の意見が絶対正しいと思い込むので、指摘されることに不快な思いを感じたり、正論を述べられたとしても素直に謝ることをしません。むしろ影で「最近の若者は」と愚痴るのがよくあるパターンです。
これは自分の能力を過信しすぎていることが主な原因で、経験と努力からコツコツと能力を高めてきた老害と呼ばれる人々は、若者=経験不足=能力が足りていないと思い込みます。
一方で若者からすれば自分の方が優れていると思う人もいるはずなので、自信満々な態度や仕事を評価されることに不満を持ったことが、やがて「最近の若者は」と愚痴の対象となることも。
物事を極端に捉える
「最近の若者は」と決めつける人は、物事がイエスかノーかの二択でしか考えません。例えば、あの人は好きか嫌いか?の二択で物事を決めてしまうので、嫌いと選択した人には極端な態度をとります。
若者でも同じく、自分にとって味方か敵かの二択で物事を考えてしまうことから、敵と判断した若者には「最近の若者は」と攻撃を徹底的にすることで、嫌いアピールをしがちです。
物事を極端に捉えてしまう人というのは、頭が悪い人の特徴でもあるため何でも極論に物事を捉え、まるで相手が全て悪いかのような持論を述べます。
物事を極端に捉える人にとっては、若者は善か悪かの二択しか選択がないわけですから、少しでも自分の気に食わない相手であった場合は、「最近の若者は」と悪い分類に当てはめようとします。
曖昧が大っ嫌い
曖昧が大っ嫌いな理由は、物事を極端に捉えるからです。「やる」か「やらないか」の二択ではっきりと物事を決めたいので、曖昧な返事や態度が大っ嫌いです。
曖昧なことが全て悪いわけでもありませんし、はっきりと答えが出せない時には待つことも必要です。しかしながら「最近の若者は」と決めつける人は、曖昧な返事に対しても「これだから最近の若者は」と決めつけてしまいます。
だからこそ融通が利かない頑固親父だとか、頭が硬い老害だと若者を中心に批判されるわけであって、老害と呼ばれる人こそ自分の頭が固く頑固であることを認めるべきです。
柔軟な考えができない人は、これから先もずっと頑固なままですし、歳をとるごとに頑固さが増していく人が後をたたないので、何かとクレームや決めつけが多くなってしまいます。
気持ちは若いと思い込む
「最近の若者は」と口にする人ほど、自分の気持ちは若者に負けていないとの勘違いをしており、自分はまだまだ若いと思っています。若い気持ちを持つことは大事なことですし、元気の秘訣であることは間違いありません。
しかしながら、自分はまだまだ若いと思い込んでしまうことは、体がついていかずに他人に迷惑をかけてしまうことに繋がりやすく、年寄りの車の運転事故などが良い例です。
そして、若い者には負けていないとの思いを持っている人ほど、若者と自分を比べることで勝ち負けをはっきりさせようとすることから、「最近の若者は」と批判的な言葉が出てくるわけです。