ストレスに弱い人に伝えたい対策17個

アロマセラピーが効果を発揮するメカニズムは、薬理作用と心理作用の2つに分けられます。

薬理効果とは精油に含まれる化学成分が身体に作用するものです。

一方、心理作用とは香油成分が気分に影響を与えるというものです。アロマは薬理作用よりも心理作用が強いという特徴があります。

五感の中で「嗅覚」だけは特殊です。

解剖学的には、嗅覚以外の4つの感覚は、大脳皮質に届くまでに「視床」という中継点を通る必要がありますが、嗅覚の情報は大脳皮質や扁桃体に送られます。すなわち、「香りの刺激は直接大脳に届く」ということになります。

大事な場面に臨む際には、勝負下着ならぬ勝負香水を身に振りかけるか。香水嗅ぐと気分が良くなるお気に入りのアロマをハンカチに染み込ませておく等すると良いかもしれませんね。

4.無理にでも笑顔の表情を作る

笑顔は、笑顔を作る人にとっても、良い心理効果があることが明らかになっています。

横向きに箸を口にくわえると、笑顔に似た表情筋の使い方になります。

ドイツのミュンテ博士らの論文によると、笑顔に似た表情をつくると、ドーパミン系の神経活動が変化することを見出しています。

ドーパミンは脳の「快楽」に関係した神経伝達物質であることを考えると、楽しいから笑顔を作るというより、笑顔を作ると楽しくなるという逆因果があることが分かります。

このように顔の表情には“顔面フィードバック”と呼ばれる効果があって、表情を作ることで本人の精神や身体の状態に影響を与えることができます。

5.背筋をまっすぐにする

こうした身体から心(脳)へのフィードバックは表情だけに限られません。姿勢も心に影響を与えます。

スペインのブリニョール博士らの実験によれば、背筋を伸ばして座った姿勢で質問に対する回答をした時、答えた内容はさほど変わらなかったものの、自分の回答に対する確信が高まったということです。

つまり、背筋を伸ばすことで、自信を高めることができるということになります。

6.「力強いポーズ」を2分間する

人は他人のボディランゲージ(非言語行動)に影響を受けますが、自分の非言語行動に自分自身も影響を受けることが分かっています。

エイミー・カディ氏は、一定のポーズを2分間取ることで自分自身に対してどれだけの影響があるかを調べるために興味深い実験をしました。

腕を広げたり胸を張ったりなどの「力強いポーズ」を2分間した人のグループと、縮こまって小さくなる「力の弱いポーズ」を2分間した人のグループで、ポーズを取る前後で、唾液に含まれるテストステロンとコルチゾールの分泌量を比較するというものです。

(人間だけに限らずゴリラなどの霊長類のリーダーは、テストステロンの量が多く、反対にコルチゾールの量が少ないという特徴があります)

力強いポーズをする女性<出典> TED「面接前にこのポーズをとれ、ボディランゲージが人を作る(エイミー・カディ)」

実験の結果は以下のようなものでした。

  • 力の強いポーズ: テストステロンが20%増加。コルチゾールが25%減少
  • 力の弱いポーズ: テストステロンが10%減少。コルチゾールが15%増加

このように、2分間だけ「力強いポーズ」をすることによって、自分自身のことをどう感じるかを変えるだけでなく、体内ホルモンのバランスすらも変化させることができます。

大事な場面の直前に、トイレにこもって2分間、このポーズをとってみては如何でしょうか。

7.握手する

誰かと6秒間握手することで、信頼のホルモンである”オキシトシン”の血中濃度が劇的に上がるとのことです。

握手する相手が必要ですが、周囲に人がいたら思いきって握手を求めてみるのも良いでしょう。

そちらの方がかえって緊張するというのは話が別ですが(笑)

8.終わった時のことを想像する

重要なプレゼンを控えている時などは、緊張が極度に達し、まるでその状態が永遠に続くかのような錯覚に陥るものです。

そういう時は、本番終了後のことを具体的に想像すると、気分が楽になります。

あと○日後、×時間後には本番は終わっている。結果はともあれ、とにかく終わったということで自分へのご褒美に素敵なレストランで美味しいものを食べているだろう!

といったような具合にです。

9.呼吸に集中する

最後に最もシンプルで、かつ効果的なリラックス法は、呼吸に意識を向けることです(俗にいう「深呼吸」です)。

これから大事な試験や重要なプレゼンに臨む前、あなたの呼吸はどうなっていますか?

おそらく、「浅く・速く・荒く」なっているでしょう。落ち着いている時は「深く・遅く・穏やか」なのに対して正反対の状態になっているはずです。

呼吸を深く、ゆっくりとさせることで、心臓の鼓動もゆっくりとしてきます。それに従って感情も落ち着いてくることでしょう。

ストレスを克服するための17の対策(慢性的なストレス対策編)

ここからは、”慢性的なストレス対策”に焦点をあてて書いていきます。

10.瞑想する

現代では、街中にヨガスタジオが溢れており、女性を中心に人気を博しています。

美容・健康といったカジュアルなイメージを持つことで広まりましたが、もとはインドに伝わる心身鍛錬のための手法で、呼吸・姿勢・瞑想を組み合わせて心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得ることを目的としています。

最近では“マインドフルネス”という心のトレーニング法が特に注目されています

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