大学生でバンドをやっている人にどのようなイメージを持つでしょうか?
「酒とタバコ」「パリピ」などといったイメージを持っている人も多いでしょう。
今回は、大学生バンドマンがパリピと言われるイメージについていくつか紹介した後に、大学生バンドの特徴について紹介します。
大学生バンドマンがパリピと思われている理由
はじめに、大学生のバンドマンがパリピだと思われている理由について解説します。
大学生バンドマンには以下の3点のイメージがあるようです。
ライブハウス=パリピというイメージ
まずは、ライブハウスがパリピの集まる場所というイメージについて。
これは、クラブと同じようなイメージを抱いている方に多いでしょう。
騒音への配慮から地下にあることの多いライブハウス。ライブハウス自体が入りにくい構造の上、ライブの開始は圧倒的に夜が多いのです。
そのため、なんとなく怪しいといった雰囲気があったり、パリピというイメージがあったりするのでしょう。
男女関係で軽そう
これも大学生バンドマンに抱くイメージの一つでしょう。バンドにはおっかけのファンが沢山ついていることもあります。
それを外から見ると、ちやほやされてモテていると思う方もいると思います。実際にモテているかどうかは別問題ですが…
フェスの様子を見て
夏から秋にかけて、全国各地でロックフェスが開催されます。その映像を目にした方も、チャラそうというイメージをもたれるかもしれません。
各々の好きなバンドのシャツを来てお酒を片手に楽しんでいる姿。また、音楽に合わせて体を揺らしたり声を上げたりする姿も見たことがあるでしょう。
それらを見るとパリピのように見えてしまいますね。
実際の大学生バンドの特徴
大学生バンドに持たれがちなイメージと比べて、実際はどのような特徴があるのでしょうか?ここからは大学生バンドの特徴について紹介します。
音楽に打ち込みすぎて留年
まずは、音楽に打ち込みすぎて留年してしまうという特徴があります。
大学生になると時間的なゆとりもあるので、授業よりも楽器の練習を優先しがちです。
また、ライブや練習が深夜にまで及ぶため昼夜逆転の生活になることも。そうなると、授業へ出席していても寝てしまうことが多くなります。
次第に授業へついていけなくなったり、寝坊して授業自体に参加できなくなっていくでしょう。
そして、最終的に単位を落として留年になってしまうこともあるようです。
ライブやスタジオ代でお金がない
お金がないのも大学生バンドの特徴です。これは、バンド活動に熱心であればあるほど当てはまります。
ライブに出ればノルマと呼ばれる出演料がかかります。それは、一回のライブにつき1万円かかることもあります。
バンドマンはライブをするのが好きなので、ライブに対して金に糸目を付けないことがほとんど。そのため、どんどんお金がなくなっていきます。
普段の練習も、サークルに所属していない場合にはスタジオを借りる必要があります。そのスタジオ代でもお金が消えていきます。
そのため、「お金がない」が口癖のバンドマンは多いです。
ついつい高い楽器を買う
お金がないという特徴と矛盾しそうなこの特徴。お金がなくても学生ローンで買ってしまうのが大学生バンドの特徴です。
楽器に触れる時間が長くなればなるほど、楽器へのこだわりは増していきます。
こだわりが強いあまりに、高い楽器でも分割払いなら高くないと考えて購入してしまうバンドマンは多いです。
しばらくすると、ローンで買った楽器の喜びにひたるのもつかの間、更に高い楽器が欲しくなってしまうのです。
このように、バンドマンは楽器にとりつかれたかのように高い楽器を買い続けてしまいます。
そして、更にお金がなくなっていくという無限ループに陥ってしまいます。
タバコは意外と苦手
バンドマンというと、タバコのイメージがある方も多いでしょう。しかし最近は、タバコをすわないバンドマンも多いです。
特にお金のない大学生バンドは、タバコにお金をまわせずにタバコを吸わない人も増えています。
もちろん、そもそもタバコが苦手という人も多く、ライブハウスは好きだけれどライブハウスのタバコは苦手という人も多いようです。
意外とお酒も弱い
バンドマンはお酒好きが多いです。しかしそれはお酒が強いのとは別物です。
飲み会の席ではすぐに酔っ払ってしまう人も多く、想像以上に落ち着いた飲み会をしていることも多いです。
もちろんサークル主催の飲み会の場合は騒がしい場合もありますが、ライブの打ち上げはしっぽりと語り合う形の飲み会が多いです。
お酒が入ると話しやすいという人も多いです。
アニメ・アニソンが好き
大学生のバンドマンには、アニメやアニソン好きな人が多いです。
これは今の世代だけかもしれませんが、ちょうど軽音楽のアニメがはやった世代なのです。
そのため、アニソンからバンドをはじめたという人もいます。大学生バンドの中では、バンドとアニメの話が非常に盛り上がります。
基本は口下手
ファンに囲まれて人気がありそうに見えるバンドマン。コミュ力もさぞかし高いだろうと思っている人も多いでしょう。
しかし、必ずしもそうとは限りません。楽器は一人で黙々とできることなので、無口な人も多いです。
バンドや趣味の話では盛り上がるものの、むしろ人と話すのは苦手という人が多数ではないでしょうか。
打ち解ければたくさん話すようになりますが、初対面は苦手な人が多いです。
サークルなどの内輪好き
口下手な分、自分の内輪をとても大切にするのが大学生バンドの特徴です。
サークルやお世話になっているライブハウスに対しての愛情が人一倍あります。そして、いつも応援してくれるファンの人も大切にしています。
バンドの批評をしがち
また、バンドの批評をしがちなのも大学生バンドの特徴です。特に最近人気が出てきているバンドについては手厳しく批評したりします。
「俺ら世代の中ではセンスがある方だよね」など上から目線のことも言ったりします。
流行るバンドは大学生と同世代であることが多いので、ついつい厳しく批評しがちです。
ちょっとマイナーなバンドにハマり、人気になるとドヤ顔
大学生バンドマンにどんなバンドが好きかを尋ねると、マイナーなバンドを答える人が多いでしょう。
一般の人があまり知らないバンドを発掘することが趣味である大学生バンドマンも多くいます。
自分が発掘したバンドが流行りだすと得意げな顔で「インディーズのときから応援していた」と自慢をしたりすることでしょう。
ガチ勢と楽しみ勢にわかれる
大学生バンドは、メジャーデビューを目指している本気な人たちと楽しみたい人にわかれます。
音楽が好きな者同士なのでお互いのモチベーションの違いで争うことはしません。
お互いを認めあいつつ、活動しているようです。
実際のところはパリピな人だけではない
ここまでの大学生バンド特徴を見てわかる通り、バンドマンはパリピとも言い切れません。
もちろんお酒も強くて飲み会も強く、モテモテなパリピのバンドマンもいるでしょう。
マイナビニュースのアンケートによれば、
Q.バンドマンと付き合ってよかったですか?
「はい」 33% 「いいえ」 67%
【出典】マイナビニュース
という結果が出ています。このことからも、モテるバンドマンは限られていることがわかります。
ライブのときはテンションをあげていても、それ以外では静かなことも多いのです。
大学生バンドの特徴|まとめ
今回は大学生バンドの特徴について紹介してきました。
大学生バンドはお金がないのと大人しい性格からか、パリピのような生活はしていないことがほとんどです。
音楽のことを純粋に好きで始めた人が多く、音楽にどっぷりつかっています。
そのため、パリピというよりもちょっと話しかけにくい人の方が多いかもしれません。
しかし、慣れてくれば心を開いて話してくれる人も多いです。大学生バンドに出会ったときには、この特徴を思い出してくれると幸いです。
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