そういった人たちは、勝敗以外のところに人生の重きを置いているからです。
ライバル的存在
何処か気に食わない人や、自分とよく似たタイプ、または実力者同士など、年齢が近く、お互いを気にする者同士はライバル関係となりうる存在となります。
あなたにもこいつにだけは負けたくないという人が、一人くらいはいるのではないでしょうか。
そういったライバル意識が強ければ強いほど、お互いを高め合える存在となるわけですが、ライバル関係に対して負けたくないという心理が強く働くのは、勝って自分の方が上だということを認めさせたい、という心理的欲求が強く働いていると考えられており、勝ったと自分の中で解釈した時に、次の目標が見つからずに、燃え尽き症候群という無気力な状態に陥ってしまう人が多いのもこのタイプです。
自尊心を失いたくない
自尊心を失いたくないと考えるタイプは、プライドが高い人に比較的多い傾向にあります。
つまり、敗北を味わうことでみじめな気持になり、それによって自尊心を損なってしまうことが恐いというわけです。
その恐怖を味わいたくないので、どんなことでも負けられないと考えます。
こういう人たちは、負けたら自尊心が失われるものという思想に凝り固まっているので、自尊心を奪われないためになんとしても勝たなければならないと思っています。
悔しい思いをしたくない
先ほどご紹介した自尊心を失いたくないという心理に少し似ていますが、悔しい思いをしたくないというものもあります。
これは自尊心を失いたくないという思いにも繋がりますが、少し違っており、シンプルに負ける悔しさを味わいたくないという心理です。
こういう人たちは勝負事が大好きで、いつも勝負事に熱い視線を注いでいますが、それだけにこの世界で負けることは恥だと考えます。
恥は悔しさへと繋がっていきますが、悔しい思いをしたくない人は、負けたくないとく心理が自然に芽生えてくるのです。
嫉妬心
人は嫉妬心という心理が必ず働くようになっており、この嫉妬心が原因で負けたくないと強く思うこともよくあることです。
特に負けたくないと思う嫉妬心の多くは、自分と同じくらいのレベルだと思っていた人に、とんでもないほど魅力的な恋人ができた、経営で大きな成功を収めたなど、自分の中で同レベルの存在だと思っていた人に幸福が舞い込むことにより、嫉妬心や負けたくないという心理が働きやすいです。
同レベルのあいつができたのだから、自分にもできないわけがないと解釈することによって、負けたくないという思いがより一層強くなるのです。