疎外感を感じるとは、孤独だと感じたり、一人ぼっちだと自分で思い込んだり、空虚さや虚しさを感じるなどのことを、疎外感を感じると言います。
疎外感を感じることは誰にでも起こりうることであり、特に一人暮らしをスタートさせた人などは、疎外感に耐えれずに、実家が恋しくなってしまう現象がよく見られます。
今回の記事では、そんな疎外感を感じる心理的特徴に関して、7つの項目にまとめています。
周りを気にしてしまう
人が疎外感を感じる時の多くは、この周りを気にしてしまっている時であることが多く、特にSNSの投稿を見て疎外感を感じてしまうのは、現代人に多い心理的特徴となります。
例えばいつも群れているグループがBBQをしていた画像を目にした場合、自分は仲間外れにされてしまった、自分は誘われる事すらなかったという事実から、虚しい気持ちになってしまう経験をしたことは無いでしょうか。
これは周りを気にしてしまうことが原因であり、理想の自分の姿とは遠い現実に、疎外感を抱いてしまっているというわけです。
国民性の問題
日本は子供の頃から集団行動が大事であるという教育の元、育ってきています。
故に集団行動=群れることは正義であり、孤立することは悪であるという固定概念を持っている人が非常に多いです。
特に子供の頃から群れることが当たり前であり、一人で行動することになれていなかった人にとっては、そういった時間の過ごし方が分からなかったり、他人に依存してしまっていたということが原因で、疎外感を感じてしまうことがあります。
常に群れて育ってきた人にとっては、一人で行動しなければならない環境に変わった時に、疎外感を感じてしまうのは当然のことなのです。
被害妄想
これはうつ病の方などに見られる症状であり、うつ病の人は慢性的に孤独感・疎外感に襲われることがあります。
また、症状が酷くなるにつれて被害妄想が酷くなっていくこともあり、自分は嫌われているという思い込みや、何気ない相手の言動が原因で、疎外感を感じてしまうことに繋がってしまうこともあります。
被害妄想というのは他人に指摘されなければ気づけない、または自分の非を認めることができずに、妄想を抱き続けている人が多く、カウンセラーなどのプロの力を借りることが、最も無難であり、症状を克服できる確率が高いといえるでしょう。
過去のトラウマ
過去のトラウマとは、例えば過去に仲間外れにされたトラウマがある人にとっては、仲間外れにされることに対して強い恐怖心や不安感を抱いており、仲間外れにされることに怯えてしまい、自分に無理をしてしまう傾向が高いです。
自分に無理をしてしまうということは、性格が合わない人であっても付き合いを続けたり、無茶ぶりに答えるなど、本来自分はあまり好まないことであっても拒否することが難しくなるので、「自分は使われているだけではないだろうか…」という不安な心理が強くなっていき、やがてグループで群れている時であっても、疎外感を感じてしまうことに繋がることもあります。
利用されているだけかもしれないという不安を抱いた時には、しっかりと自分の意思表示をすることが大事です。
過小評価している
自分を過小評価している人というのも、先ほどと同じく、無理をしてまで他人との付き合いを続けたり、嫌なことがあっても、「自分のような人間は…」と思い込み、意思表示をしない人が多いです。
また自分を過小評価している人は、自分を大事にせずに、「どうせ自分のような人間は…」と余裕がなくなってしまい、自分だけでなく他人までも大事にすることができなくなってしまうのです。
疎外感を感じたのであれば、まずは自分を大事にしてみることから始めてみるのも、克服方法の1つであるといえるでしょう。
現実に避けられている
現実に避けられている人が疎外感を感じることは当然であり、避けられるということは何かしらの原因があるはずです。
その原因とは、自分の普段の言動が悪いのかもしれませんし、グループで仲間外れにしようとする心理が働き、避けられていることが原因なのかもしれません。
とにかく周りに避けられているという現実から逃げていては、疎外感を克服することは難しく、また新たに仲良くなれる友達ができたとしても、自分が原因であった場合は、同じことの繰り返しであるということが予想できます。
もしも今あなたが嫌われ者になろうとしているのであれば、しっかりと客観的に自分自身を見直し、自分を見直す期間を設けてみるといいでしょう。
求めすぎている
あれもこれもと多くのことを望みすぎれば、空虚感を感じる心理が強くなり、やがて鬱に似た症状が出てしまうことがあります。
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