ゴシック建築という言葉を日本ではあまり耳にしませんが、女性の多くが憧れるヨーロッパなどではたくさんのゴシック建築が見られます。
日本で育ってきた人にとっては、ゴシック建築はお城のようでどこか異空間に感じる、そんな建物に見えるかと思います。
今回はそんなゴシック建築について、ゴシック建築の特徴やメリットデメリット等をご紹介したいと思います。
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特にフランスに多いゴシック建築
ゴシック建築って何?と思った人は、あまり海外へ行かれない方か、もしくはゴシックロリータなどをあまり知らない方なのかもしれませんね。
ツアーコンダクターの女性の「ゴシック建築で~」という説明を聞いても分からないのでは?そんなあなたにゴシック建築の特徴をご紹介します。
まず、ゴシック建築の3つの特徴を覚えておきましょう。
せんとうアーチ、リヴ・ヴォールト、フライング・バットレス、この3つです。
ゴシック建築の特徴を見てみよう
せんとうアーチは頭が尖っているアーチのことで、つまりアルファベットのUを逆さにした門のことです。
ヴォールトとはかまぼこ型を特徴とする天井の様式や建築構造になります。
筒型になったもの、交差しているもの、など、その教会や城に携わった建築家によってそれぞれ異なります。
またフライング・バットレスですが、建築の外側の壁の補強のために屋外に張り出す形で設置されたものです。
ヴォールト天井を高くすると外側にかかる力が大きくなる
外側にかかる力を支えるため、ヴォールトの壁は厚みを増し、頑丈になっているのだとか。
そこで壁の外側につっかえ棒をして、ヴォールトを支えているようです。
この建築様式を利用することで、天井を高くすることが可能となっています。
天井は何故高いほうが良いのか?
天井は何故高いほうが良いのか?教会、城など特にそう思いますよね。
観光で訪れた場所でも、何故か教会の天井は全て高かったのを覚えています。
それは天井の窓にあえてステンドグラスをつけているからです。
その光が天井から床まで届き、幻想的な雰囲気をかもし出すことになります。
そのような狙いもあって、教会や城の窓は高いところにあり、必ずと言っても良いほどステンドグラスがついています。
もし観光に行くことがあるのであれば、是非ステンドグラスの数を数えてみることをオススメします。
恐らく最後まで数えきることはできないと思いますよ。
ゴシック建築を日本で見たくても…
しかしこういった様式の建物は日本ではほとんど見ることができません。
ですから海外で見る際に、かなりゴージャスに見えるんでしょうね。
実際ゴージャスだと思います。
でも海外の人が日本の法隆寺を見たら、どう感じるのでしょうか?ゴージャスとは感じないでしょうね。
それよりはもっと質素な、秩序が保たれた建造物として映るのではないでしょうか。
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