卑下する人の心理と本当の狙い5選

 

劣等感が強い

劣等感が強い人というのは、自分に自信がない人に共通することでありますが、それに加えて自己評価が低すぎる人は、常に自信喪失状態にある可能性も考えられます。

このタイプは、マイナス思考でいつでも自分に自信がなく、新しいことにチャレンジすることを恐れたり、今の自分を変えようと心がけないために、常に自分の評価が低いという特徴が見られます。

何より厄介なのか、今の状況を改善したいという気持ちが非常に弱いために、一年中卑下するような言葉を言い続けていることであります。

劣等感が強いということは、当然うつ病などの精神病にかかってしまう可能性が高い人でありますし、今あるものが見えていない状態であるので、他人の優れた部分ばかりを目にしてしまいがちです。

このような、自己評価が低いことが安定しているタイプは、自分を褒めることも難しく、さらには他人の優れた部分は見えるが、周囲の評価に影響されることが少ないために、自己評価が高い自分を諦めてしまっているので、卑下することが当たり前のような状況になってしまっているのです。

ここから抜け出すには、やはりしっかりとした自信をつける必要があります。

 

安心感を得たい

卑下することが安心感に繋がるとは一見考えにくいですが、できないアピールをすることは、最終的に安心感に繋がることがあります。

例えば、本当はそこそこできる自分と評価していても、相手にそれを認めて欲しいと思っている場合、あえて卑下するような発言をすることによって、相手からの「そんなことないよ」という否定的な言葉を期待している心理が考えられます。

あなたの過去を思い出してみても、同じように否定して欲しいがために、卑下してしまったという経験がある人は多いのではないでしょうか。

これは結局のところ、「そんなことないよ」とできない自分を否定してもらうことによって、安心感を得たいという心理に繋がり、そしてそれがモチベーションへと繋がることも多いです。

もしもいきなり過剰に卑下するような発言が見られた時には、「そんなことないよ」と優しい一言をかけてあげると、相手はホッとした気持ちになるはずです。

 

予防線

自分はそれほど自信がないことに対して、周りが過剰に期待を寄せていた時に、自己卑下することは、予防線となることもあります。

例えば、友人Aが「こいつは凄く異性にモテるんだ!」と発言したとしても、当の本人はそれほど恋愛には自信がなかったり、経験が少なかったりする場合に、期待を必要以上に膨らませないことによって、がっかりされることを事前に防ごうとする心理が働きます。

このような例の場合、周りが勝手に期待を高めてしまったので、こうすることが最善の対処法であると考えることは普通でありますし、変に期待されてがっかりされては、結果的に損するのは自分です。

また、もう1つの可能性も考えられ、事前に自己卑下しておくことによって、ギャップ効果を狙うという狙いです。

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