綺麗事を言う人の特徴
嫉妬深い
心理でも紹介したように、人の上に立ちたがる人というのは、ライバル的存在や人気者に対して劣等感を感じており、そして嫉妬心が強いという傾向が見られます。
綺麗事ばかりを言う人は、敵対心を持っているライバル的存在に対して嫉妬しており、そして自分の方が上であるということを証明するために、綺麗事を言っているのかもしれません。
この嫉妬心が強いタイプというのは、出世欲が強かったり、リーダー的存在に憧れやすい特徴が見られるので、心の中では常に多くの人の中心的存在でありたいという本音が隠れているとも言えます。
逆を言えば、自分よりも目立つ存在が気に食わないということであるだけに、逆恨みを買われてしまうこともしばしば。
偽善者
表面上では良いことばかりを言うことは、善良であると偽るということであるために、偽善者であると周りから評価されてしまうことも多くなります。
偽善者は第一印象は非常に良いというメリットがある一方で、行動が伴っていないが故にやがて本性がバレてしまい、嫌われやすいという傾向が見られます。
さらに、とにかく他人からの自己評価を気にしているために、自分がいかに素晴らしい人間であるのかをアピールする一方で、無責任であったりする共通点があるとも言われています。
他人から嫌な人だと思われるよりかは、良い人であると思われたいという願望は誰にでもあるものですが、偽善者は偽りの優しさなどで相手を騙し、相手優先のように見せかけておきながら、自分本位であるという本音が隠れているために、良い人ぶるな!と批判の対象となりやすいです。
「あなたのためなら、いつでもどこでも飛んでいくよ!」と言っておきながら、それを実行すると飛んでこないというのが、偽善者の行動パターンの例です。
八方美人
表面上では良いことを言っているように見える発言は、自分の評価を上げることができるために、誰からも悪く思われないように付き合っていくのが上手な、八方美人である人も多いです。
例えば、「皆の笑顔があればそれで十分」とか、「顔より中身が大事」という発言は、綺麗事であると思われてしまう発言であり、現実は自分の幸せが第一ですし、まずは顔で人を判断するという人が、この世の中には溢れています。
こうした発言をすることによって、芸能人がイメージアップを試みた結果、逆にイメージダウンとなってしまうことはよくあることですよね。
一方で、本当にこのような言葉を信じている人がいるのも事実であるために、これらの発言をする人の全てが八方美人であると決めつけるのもよくありません。
苦労を知らない
苦労を知らないからこそ、綺麗事ばかりを言えるのであり、子供は純粋で裏表がないからこそ、素直に自分の思ったことを口にできたりもします。
苦労を知らずに育った人は、大人になると社会に揉まれてしまい、苦労を知ることや、その環境に対応することで徐々に大人になっていくわけですが、こうした人は世間知らずと言い換えることもできそうです。
また、社会に揉まれて、綺麗事を言っているかどうかの判断ができる能力がついてくる、とも言えます。
理屈だけでは通らない世の中
いかがだったでしょうか。
プロセスより結果が大事なこの世の中では、理屈だけでは何の評価の対象にもならず、実行できなければ意味がないと思われてしまうことは普通であります。
一方で、ポジティブな言葉を信じて努力を続けている人に対して、そんな言葉はしょせん綺麗事だよ…と思ってしまっては、世の中綺麗なことなどなくなってしまうという意見も多く、私個人としては、このような言葉を信じて生きてきています。
自分の評価を上げるために偽りの言葉をかけるなどの、嘘をつくことに対しては嫌いという意見も多いでしょうが、ポジティブな言葉を信じているような綺麗事は、自分にとっても周りにとっても、メリットの部分が大きいのではないでしょうか。
また、「人の幸せを願う人と喜べない人の心理的違い6選」もセットで読んでみましょう。
こちらも、偽善者であるような人が行うイメージが強いですが、人には素直に幸せを願うことができるという証明が、こちらで確認できるはずです。
この記事へのコメントはありません。