ゆっくりと話す人からすれば、早口な人はせっかちでついていけないと思うことが多いのも、こうした性格の違いによるリズム感の違いが原因であると考えられます。
短距離型と長距離型
先ほどもお伝えしましたが、早口な人はせっかちであり、ゆっくりと話す人はじっくりと考えてから行動に移します。
ここから分かることは、次から次へと新たなことにチャレンジできる早口な人ほど、スタートダッシュは良いですが、モチベーションが長く続かずに、すぐに燃え尽きてしまうような、短距離型が多いということです。
じっくりと話す人の場合は、マイペースでじっくりと新しいことに取り組むために、スタートダッシュで遅れてしまうこともある反面、自分の長所を発見してそれを武器にしたり、長く取り組むことで素晴らしい実績を発揮する、長距離型が多くなります。
故に、早口な人は器用貧乏な人が多く、ゆっくりと話す人は不器用な人が多いとも言えそうです。
話を聞く姿勢
せっかちである早口な人ほど、頭の回転が早いので、話のオチにすぐ気づいて結果をつい言ってしまったり、プロセスよりも結果を聞きたがる傾向にあり、どちらかと言えば早口な人は話す方が得意であります。
ゆっくりと話す人の場合は、どんなことに取り組むにあたってもじっくりと慎重に取り組むため、話もきっちりと最後まで聞いて、自分の納得する答えを出そうとしますし、どちらかと言えば聞く方が得意であります。
芸能界で例えると、明石家さんまさんは、人が話している途中にすぐに質問をしたりして、話を最後まで聞かないことも多いですが、KinKi Kidsの堂本剛さんは、話すのも聞く姿勢も焦りがありません。
ちなみに、ホンマでっかTVに出演している脳科学専門の澤口先生によると、せっかちな人は頭の回転の他にも、記憶力やその場の状況に対応する能力に長けているため、政治家や社長などに多いそうです。
打ち解ける時間
ゆっくり話す人は打ち解けるまで時間がかかりますが、早口な人は打ち解けるまでそれほど時間がかかりません。