「最近の若い男は人前で平気で泣く…とか、女々しい男が多くなったもんだ!」なんてことを口にするお年寄りが多いのは、男らしさを追求しない男性が増えている証拠であり、これから先、綺麗なものが好きな男性が増えてくる傾向にあるとも考えることができます。
相手の色に染まってしまった
特に女性は彼氏や好きな人の色に染まりやすく、好意的な相手の趣味や意見に合わせることで、自分の印象を良い方向に変えようと、印象操作することが上手です。
例えば女性の場合、「○○君は女性らしい性格が好みで、女っぽさを求めている。ここは綺麗なもの好きアピールをして、女らしさを前面に出そう!」という考え方から、綺麗なものを好きになってしまったり、綺麗なものが好きなという考えを合わせるために、自分を演じているのかもしれません。
これは様々な心理学の実験でも明らかになっていて、長期間の片思いを続けている人や、恋人が綺麗なものが好きであるという場合は、こちらの可能性を疑うのがいいでしょう。
また、これは当然男性であっても見られる心理傾向であるために、好意的な女性に合わせているという可能性も考えられます。
細胞が大きく影響
解剖学者が発見した男女の網膜に関する違いにて、男性は網膜が厚い、女性は網膜が薄いに加えて、男性はM細胞が多く、女性はP細胞が多いということが分かっています。
男性に見れるM細胞とは、動きや方向などの情報を集める役割があり、女性に見られるP細胞とは、質感や色に関する情報を集める役割があります。
つまり、女性の方が花や宝石などの質感や色に惹かれてしまうのは、P細胞が多いことも原因であり、男性の方が鉄道マニアが多いのも、M細胞が多いことが関係しているのです。
また、ケンブリッジ大学がおこなった研究によれば、102人の赤ちゃんを対象に、見るものに関しての性差の実験をしたところ、男の子は揺れて動くものに強く興味を示し、女の子は人の顔に強く興味を示したことからも、視神細胞の違いにより、綺麗なものが好きな割合が女性に多いということが言えるのです。