「効果抜群!」効果的な対処法は?
ザイアンスの法則を利用する
ザイアンスの法則とは、米国の心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した法則で、あなたに反抗的な態度をとらせずに、好意的に思ってもらえる効果が期待できます。
そんなザイアンスの法則とは、まず以下の3つを理解することから始まります。
- 人間は知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする
- 人間は会えば会うほど好意をもつようになる
- 人間は相手の人間的な側面を知ったとき、より強く相手に好意をもつようになる
これは単純接触効果とも呼ばれ、人は接触する回数が多くなればなるほど、相手に好意的な印象を持つようになり、ふてくされることが少なくなることに繋がります。
ここで重要なのが、ただ顔を見せるだけではなくて、相手にしっかりと好意があることを示す必要があり、しっかりと相手の話を最後まで聞いてあげることや、頭越しに自分の意見を押し付けないことが大切です。
相手を理解しようと最後まで話を聞ける人は、相手を理解しようとする人であり、決して他人に興味がないような人ではありません。
自分にしか興味がない人は、相手の立場に立って物事を考えることができなかったり、相手を知ろうとしない人であるので、まずは相手をしっかりと理解しようとすることが、ふてくされる原因をなくしたり、あなたが好意的に思われる要因を作っていくきっかけとなるはずです。
自分の意思を伝え、提案する
ふてくされる原因はあなたの伝え方に原因があったり、相手が気に入らない何かがあるのかもしれません。
そんな時には、相手に意見を伝える時に「私は〇〇だと思う」という風に、自分を主語にして相手に本音を伝え、「あなたが〇〇だ」という伝え方をしないことが重要です。
「あなたがあの時〇〇したから!」と伝えるよりも、「あの時私は〇〇だと思った」と伝えた方が、相手も自分の行動を否定した気持ちにはなりませんし、あくまで自分の本音を伝えていることになります。
それに加えて、「〇〇な部分がダメだ」とか、「〇〇しなさい」と伝えるのではなく、「〇〇してもらえませんか?」という提案方式の伝え方をしていきましょう。
例えば、「〇〇なメリットもあるし、次から〇〇していこうか?」と伝えることで、相手は自分の言動を批判されているのではなく、自分のためになる提案をしてくれたと感じることができます。
ふてくされる原因が自分にもないのか?と疑い、相手ばかりが問題児であると決めつけないことも、相手といい関係を保つ秘訣となるはずです。
期待の意を示す
もしもあなたに上司がいたとして、「やっぱりダメだったか。思った通り」と、最初から期待されていないかのような言葉をかけられるのか、「期待してるからね。これからも頑張ろう!」と声をかけるのかでは、その場の態度が大きく変わることは言うまでもありません。
人は誰しも「認められたい」とか、「自分の存在を示したい」欲求を持ち、こうした欲求をくすぐる言葉を投げかけることで、ふてくされるのではなく、むしろモチベーションを上げることが可能です。
子供であっても、「あんたは勉強しない悪い子だ」と伝えるよりかは、「やろうと思えばやれるのは知っている」と伝える方が、今後のモチベーションも大きく変わってくることと同じです。
期待されることでプレッシャーを感じる人も確かにいますが、ふてくされることを防ぎたいのであれば、まずは相手に期待の意と敬意を持って接することが、反抗的な態度を止めさせる気持ちに繋がります。
仕事ができる人や、尊敬される人に期待されると嬉しい気持ちとなったり、やる気がグンと上がるのはあなただけになく、相手も同じことであるため、この作戦を使わない手はないと言えるのではないでしょうか。
「まとめ」決めつけないこと
いかがだったでしょうか。
ふてくされる心理を読んだ人はもうお分かりでしょうが、ふてくされる原因が自分自身にある可能性もあるので、頭ごなしに相手がおかしいとか、相手が悪いと決めつけないことが大切です。
対処法でもしっかり述べているように、相手のことをきちんと知らなければ、意見の食い違いによって嫌悪感を抱いたり、それがふてくされることに繋がることもあるわけです。
最も、世の中には性格に難がある人もたくさんいて、指摘されることや怒られることに慣れていない人もいるので、こうした人は出来るだけ関わらずに、距離感を置くことが賢い対処法となることでしょう。
特に今の若い世代は、怒られることに慣れていない世代であるとも言われているため、少しの指摘でふてくされることもある世代であると考えると、これからはふてくされる人が多くなっていく傾向にあると言えるかもしれません。
また、「誤解されやすい人の性格とは?原因と対処法について」もセットで読んでみませんか?
あなたがふてくされたと感じるのは、誤解されやすい相手の性格が関係しているかもしれません。