老年期の心理的特徴・身体的特徴10選

日本では、これからますます超高齢化社会に突入していくことは避けられない情勢です。

それだけに高齢者に接する機会、あるいは介護する機会も多くなっていくでしょう。

老年期は基本的に65歳以上が老年期とされ、心理的・身体的な変化が起こる症状は、人によって様々です。

ですから、65歳の老年期に入ったからといって、必ずしもすぐさま症状が出るとは限りません。

そうした状況も踏まえて、今回は老年期の身体的特徴や心理的特徴について考察してみました。

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外見上の老化が起きる

老年期に見られる分かりやすい身体的特徴としては、外見上のさまざまな老化が見られることです。

例えば、身長が昔より縮んでしまったり、体重が減ったり、髪が薄くなったり、白髪になったりします。

また、歯が抜け落ちたり、脱落したり、皮膚の非薄化、乾燥化、骨密度の減少も起きます。

こうした種々の老化や減少によって、外見が大きく変化してくるのが老年期の身体的特徴です。

 

脱水を起こしやすくなる

老化が起きるのは外見上だけではなく、内面も大きく老化がはじまります。

内臓の機能が弱まっていき、脱水を起こしやすい体となっていきます。

ですから夏場は、涼しい場所にいることが大事となり、脱水症状で亡くなってしまいやすいのも、老年期の特徴の1つです。

よくお年寄りの方が熱中症などで亡くなったというニュースを耳にしますが、これらは内臓の機能が弱まっていることが原因となっています。

 

味覚や味の好みが変わる

また、老年期の特徴としては味覚や味の好みが変わり、薄味派だったのがさらに薄味が好きになってしまったり、今までと同じような味の料理が、いつもと違った味に感じてしまう、といった特徴も見られます。

ですから味にケチをつけたり、料理の味が変わってしまうのも、この老年期には非常に多いです。

これは細胞や感覚が減退していき、こういった変化が起こるのです。

 

流動性知能の低下

流動性知能とは、計算などをする能力が低下していきます。

ですから暗算や細かな計算が苦手となり、数字を覚えることすらも苦労してしまう可能性が高まります。

しかし一方で、結晶性知能はそれほど低下しないということが分かっています。

結晶性知能とは、人生で培った知恵や知識を他人に教える力だったり、人生とはこういうものだというものをまとめる力であり、ある研究結果では、20代と70代の結晶性知能は変わらない、という結果が出されたほどです。

 

保守的になる

老年期を迎えた人の心理的特徴は、保守的になることです。

新しいことに挑戦するのが嫌になり、むしろ警戒して、それらを頑固に拒否するようになります。

また神経質な面も強くなり、何かあるとすぐ人を疑いやすくなるともいわれています。

ですから年をとるほど頑固になり、環境の変化を嫌います。

 

健康志向が高まる

一方で、心理的特徴では、死ぬことを恐れるようになるので、健康問題への関心は若い頃より高まっていきます。

老年期に入ってから運動を始める人が多いのも、それをよく表しているといえるでしょう。

孫ができたことを理由に生きる意味を見つけたり、最愛の妻や夫が入院をして、自分も気をつけなければと、死にたいする恐怖心を覚えるのも、この老年期の心理的特徴の1つです。

 

老性自覚

老年期になれば、自分が年老いたということをきっちりと認識でき、自分が老人であるということを認識するようになります。

これは外見上の老化や、体力面での減少を感じることで自覚することに繋がり、その結果無理をしなくなります。

以前では簡単にできていたであろうことであっても、慎重に失敗しないようにと、心がけるようになります。

 

ひがみや恨みを持ちやすくなる

身体機能の低下により、コミュニケーションの食い違いなども多くなることから、猜疑心が強くなりやすいのも、老年期の心理的特徴の1つです。

このような勘違いから人を恨んだり、ひがんだりすることも多くなり、そして性格が悪くなったと周りから見放されてしまう傾向が強いです。

結果的に孤独な環境を作り出してしまい、老年期の心理的特徴でもある、孤独感との戦いが始まってしまうのです。

 

うつ病にかかる

これは意外に思われるかもしれませんが、老年期になるとうつ病になる人も多くいます。

今までまったくそんなことがなかったのに、物事に対する興味や関心が急に失われ、食欲がなくなったり、気分が落ち込むのも繰り返したりするようになります。

うつ病になるきっかけは人それぞれですが、一度うつ病になると、それが慢性化していくことは共通点です。

仕事や育児など、一直線に没頭させてくれるものがあった若い日々が過ぎ去り、急に目標を失ったことがうつ病になる原因だともいわれています。

 

無気力感

また、うつ病と診断されなくても、無気力気味で活動意欲が低下する傾向にあります。

ですから外に急に出なくなったり、家でテレビを見ているだけの時間が増えたりもします。

さらに無気力になったせいもあり、何か一つのことに異常なくらいに依存してしまう傾向が強いです。

つまり、洗脳されれば依存から抜け出すことが難しいのは、この老年期が一番抜け出しにくいのではないかといわれています。

 

個人差が激しいです

いかがだったでしょうか。

ここまで老年期の身体的、あるいは心理的特徴をピックアップしてきましたが、もちろんここに紹介したことが全てではありません。

むしろ、老年期に見せる特徴は個人差が激しく、一義的に定義することなどできません。

人によっては老年期に入っても外見がまったく衰えない人もいますし、むしろ若返っていくかのように感じさせる人もいます。

また心理的な特徴においても、老年期に入ってから生きがいを見つけて、心がいきいきしてくる人もいます。

このように老年期の特徴は個人差が激しいということも覚えておいてください。

特に精神的なものは未解明な部分が多く、ちょっとしたきっかけで元気になったり、また別のちょっとしたきっかけで元気を失ったりもします。

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