卑下する人の心理と本当の狙い5選

卑下する人が世の中にはいますが、なぜ自分の価値をそれほど下げてまで、自分はできない人であるということをアピールするのでしょうか。

この原因を探すには、心理を追求していくことが最も近道であり、卑下する人の心理を知ることによって、本当の狙いという部分が見えてくるはずです。

卑下することにどのようなメリットがあるのかという部分にも注目しつつ、話を進めていくことにしましょう。

卑下する人の心理

イメージコントロール

自分のことを必要以上に自己卑下する人というのは、相手をイメージコントロールするために、あえてできない自分をアピールしている可能性が考えられます。

なぜこのようなことをするのかと言えば、自分を必要以上に自己卑下することは、相手に優越感を与えることとなるために、結果的に好かれる自分へと繋がることがあるためです。

例えば、できる自分をアピールしていれば、期待を裏切ってしまった時に、相手に与えるダメージというのは大きいものですが、最初からできないアピールをしていれば、相手に与えるダメージは大きくありませんし、相手に優越感を与えることは、特に競争心が強い男性にとっては、すごく居心地が良いことにも繋がりかねません。

このように、卑下することでイメージコントロールすることを、心理学の世界では「自己卑下的自己呈示」と呼びます。

このタイプに多いのは、相手に合わせた見せたい自分を表現することが非常に上手な人であります。

故にこのタイプの人は、「どんなキャラを演じれば好かれやすいのか?」ということを初対面で考えたり、「今後どう思われれば、付き合いをしていきやすいのか?」ということを考え、相手に合わせることに優れている能力を身につけている人も多いと考えることができます。

 

楽な環境で生きたい

また、イメージコントロールすることによるメリットはもう1つ考えられ、それは自分にとって楽な環境で生活ができるようになるということです。

人は誰でも「自分はこのような人間である」という自己概念を持っており、この自己概念を他人から認めてもらいたいという欲求を持っています。

例えば、自分は少しヤンチャでワイルドな男だと思う人は、他人からも同じようにヤンチャでワイルドな人であるということを、認めて欲しいという欲求を持っています。

自尊感情が低い人の場合、「自分はできない人間だとか、自分はダメ人間である」といった自己概念を持ちやすいために、相手にも同じようにダメ人間であるということを認めてもらいたいという欲求を持っています。

こんなことをすれば、バカにされて見下されるだけだと思う人もいるかもしれませんが、案外これが本人にとって楽な方向へと転ぶことがあり、それは周囲がダメ人間だと認めてしまっている環境ができた時です。

そうなってしまえば、だらしない生活を送っていたとしても、周囲は「あいつはあんな人間だから…」と否定的な言葉を言わなくなっていき、ダメな自分だから誰かが助けてくれるという環境へと変わっていきやすくなってしまいます。

ヒモ男やヒモ女と言われる人がいますが、まさに強いヒモとなる人は、こうして卑下することによって、自分にとって楽な環境を作り出していることも珍しくありません。

 

劣等感が強い

劣等感が強い人というのは、自分に自信がない人に共通することでありますが、それに加えて自己評価が低すぎる人は、常に自信喪失状態にある可能性も考えられます。

このタイプは、マイナス思考でいつでも自分に自信がなく、新しいことにチャレンジすることを恐れたり、今の自分を変えようと心がけないために、常に自分の評価が低いという特徴が見られます。

何より厄介なのか、今の状況を改善したいという気持ちが非常に弱いために、一年中卑下するような言葉を言い続けていることであります。

劣等感が強いということは、当然うつ病などの精神病にかかってしまう可能性が高い人でありますし、今あるものが見えていない状態であるので、他人の優れた部分ばかりを目にしてしまいがちです。

このような、自己評価が低いことが安定しているタイプは、自分を褒めることも難しく、さらには他人の優れた部分は見えるが、周囲の評価に影響されることが少ないために、自己評価が高い自分を諦めてしまっているので、卑下することが当たり前のような状況になってしまっているのです。

ここから抜け出すには、やはりしっかりとした自信をつける必要があります。

 

安心感を得たい

卑下することが安心感に繋がるとは一見考えにくいですが、できないアピールをすることは、最終的に安心感に繋がることがあります。

例えば、本当はそこそこできる自分と評価していても、相手にそれを認めて欲しいと思っている場合、あえて卑下するような発言をすることによって、相手からの「そんなことないよ」という否定的な言葉を期待している心理が考えられます。

あなたの過去を思い出してみても、同じように否定して欲しいがために、卑下してしまったという経験がある人は多いのではないでしょうか。

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