誰もが1度は目にしたことがあるほど多くの店舗が存在する、はなまるうどん。
ここまで店舗を増やし、大きくなるということは多くの人が美味しいと感じているからなのでしょう。
しかし、はなまるうどんがまずいという人もいます。
ここでは、はなまるうどんがまずいと思う理由について紹介していきます。
「はなまるうどん」はどんな会社?
はなまるうどんは「日本の食文化を世界中に広めたい」という思いから創業します。
本場香川の讃岐うどんを全国にと2000(平成12)年5月に香川県高松市に、創業店舗「はなまるうどん木太店」を開店。
2年後の2002(平成14)年には香川県外へ初出店となる「はなまるうどん倉敷児島店」を岡山県倉敷市開店させました。
2003(平成15)年12月には150店舗を突破し、2004(平成16)年に牛丼で有名な株式会社吉野家ディー・アンド・シー(現在の株式会社吉野家ホールディングス)と資本業務提携を締結。
2年後には吉野家ディー・アンド・シーの連結子会社となり、この頃には工場も高松工場の他に千葉と静岡にも作って稼働させています。
そして、2009(平成21)年には子会社・花丸餐飲管理(上海)有限公司設立して翌年には海外1号店となる「花丸烏冬面上海美羅城五番街店」を中国・上海に開店。
2019(令和元)年の時点で500店舗を達成しています。
はなまるうどんは香川で日常的に食べられてきた伝統ある讃岐うどんを日本だけにとどまらず全世界に定着させたいと、美味しさや安さはもちろん「本当」「本物」「正直」をモットーにしています。
また、はなまるうどんは女性に嬉しい配慮がなされており、うどんをすすっている姿を見られるのを嫌う女性のために、地下街などにも店舗を設置していることで有名です。
はなまるうどんがまずいと思う理由
創業から約20年で500店舗を達成した大人気うどん店「はなまるうどん」は、多くの人から安くて美味しいと評判ですが、中にはまずいと思っている人もいます。
ここからは、はなまるうどんがまずいと思う理由について紹介していきます。
①だし汁が薄い
- 「学校の近くに、はなまるうどんができたから安いし友達と行ってみたら、だし汁が薄すぎてまずかった」(10代・男性)
- 「帰宅途中の道に、はなまるうどんができたので会社帰りに寄ってみたけど、おつゆが薄すぎてがっかりした」(20代・女性)
- 「家族で、はなまるうどんによく食べに行くのだが、小さい子どもや年寄りの両親には良いが僕らには薄すぎてまずい」(30代・男性)
- 「安いからよく食べに行くが、だし汁が薄すぎるからいつも醤油を足して食べている」(20代・男性)
もともとうどんやそばのだし汁は、関西と関東では違いがあります。
一般的に関西では色も味も薄く関東では濃いとされています。
この違いは江戸時代に生まれたとされ、それまで食の文化の中心は京の都があった関西でした。
しかし、江戸幕府が開かれたことで関東でも食の文化が興隆するようになり、それぞれが違う形で成熟してきたのです。
関西と関東では出汁を取るカツオ節にも違いがあり、関西ではカビ付けをしない荒節が好まれるのに対して関東はカビ付けした枯節が好まれています。
また、関西と関東では使用する醤油も違います。
関西だしに使われるのは香りを抑え、あっさりとした味わいの薄口しょうゆが使用されるのに対し、関東ではしょうゆの味が強く出る、濃い口しょうゆを使用します。
関西では出汁は素材の風味を活かすための下地と捉えられていますが、関東ではカツオやしょうゆの強い味を足して味付けをしているというイメージです。
はなまるうどんは発祥が香川となり、関西風のだし汁が基本となります。関東などの地域では馴染みのないだし汁となるため、味が薄いと感じる人が多いのではないでしょうか。
②うどんにコシがない
- 「香川で育ち、讃岐うどんといえばコシ。うちの近くに、はなまるうどんができたから行ってみたらコシがなくてまずかった」(40代・女性)
- 「讃岐うどんなのにコシが全然足りなくて、腹がたった。本場の人間としては納得いかない」(40代・男性)
- 「そこの店舗だけかもしれないけど、うどんが柔らかくてほんとにがっかりした」(30代・女性)
讃岐うどんといえば、コシが強いうどんです。
それにも関わらず、コシが足りないとなると、特に本場香川県出身の人にとっては我慢ならないのは当然だと思います。
同じ讃岐うどんを提供している丸亀製麺がまずいという人たちの意見では、「うどんの麺が硬すぎる」という声が多かったことを考えると、万人の嗜好に合わせることの難しさを感じてしまいます。
また、本場讃岐うどんを知っている人たちは別として、食感が固いのをコシと勘違いしている人が多くいるのも事実です。
本来、コシというのはただ麺が固めなのではなく、口に入れた瞬間の柔らかさと噛むと、もっちりするしっかりとした食感をいいます。
茹でが足りない固さとコシがある麺とは違うのです。
コシが足りない、はなまるうどんの店舗もあるかもしれませんが、もしかすると茹でが足りない食感とコシを勘違いしている人もいるのかもしれませんね。
③うどんやだし汁がぬるい
- 「温かいうどんが食べたかったのに、だし汁がぬるくてまずかった」(20代・男性)
- 「小さい子どもには良いかもしれないけど、私的にはだし汁がぬるくて、すべてが中途半端な味になっていてまずかった」(30代・女性)
- 「キンとした冷たいうどんを食べようとしたのに、うどんがぬるくてがっかりした」(10代・男性)
求めている料理の温度と提供された料理の温度が違うと、料理そのものの味も落ちたように感じ、まずくなります。
料理は思いのほか温度が重要です。
これは、食べたお店の調理品質の問題かもしれませんが、温かいものは温かく、冷たいものはシャキッと冷たい料理を食べたいですよね。
④天ぷらがまずい!
- 「うどんと言えば天ぷらだと思っていて近くに、はなまるうどんが出来たから行ってみた。うどんは美味しかったが、天ぷらがまずくてがっかりした」(30代・男性)
- 「天ぷらの衣自体がべちゃべちゃで全然美味しくなかった」(10代・女性)
- 「温かいうどんにサクサクの天ぷらが食べたいと思って入ったのに、天ぷらが全然サクサクしてなくてがっかり」(30代・女性)
天ぷらは、そばやうどんと相性がぴったりで、そば屋やうどん屋では定番メニューとなっています。
しかし、天ぷらは思いのほか作るのが難しい料理です。
例えば、衣1つにしてもとても難しく、濃さと温度によって味が変わってしまいます。
衣が濃すぎると、だまになって粉っぽくしつこい天ぷらとなります。逆に衣が薄過ぎると、素材の水分が抜けきってしまいパリパリしてまずいです。
また、衣の自体の温度がぬるいと粉の中にあるグルテンという成分が出てきてしまい、べちゃっとした天ぷらとなってしまいます。
衣はできるだけ冷たくして揚げるのが重要です。
ともあれ、天ぷらは揚げる人によってだいぶ味が変わってきてしまうもの。店舗によって差が出やすくなってしまい、まずいと感じる人が出てきてしまうのかもしれませんね。
⑤店員の接客態度が悪い!
- 「お客として店に入ったのに、店員同士がおしゃべりしていて完全に無視された」(20代・女性)
- 「大学の近くにある、はなまるうどんで、サイドメニューの棚に何も入っていなかったので店員に頼んだが軽くあしらわれてむかついた」(10代・男性)
- 「午後2時頃に店に入って、そんなに客がいなかったのに、いらっしゃいませなどの挨拶が一切なかった」(20代・女性)
店員の接客態度は料理自体の味とは関係ありません。
しかし、不愉快な気分にされると料理自体もまずくなるものです。
飲食の世界では料理の味はもちろん、見た目の美しさや接客が大切となります。
身銭を切りますので見た目で楽しみ、良い接客によって気持ちよく料理を食べたいですよね。
⑥注文してから料理が出てくるまで時間がかかりすぎ
- 「ランチ時が過ぎ、午後2時過ぎに行ったのにもかかわらず、うどんを注文したら15分かかりますって言われた。5分で食べられるものを15分も待てないと思い帰った」(30代・男性)
- 「簡単な釜うどんを頼んだのに、出てくるのにすごい時間がかかった。時間がないからさっと食べられるうどんを注文したのに・・・」(20代・女性)
- 「注文してからうどんが出てくるのに時間がかかりすぎ。こっちは時間がなくてすぐに食べられるから入ったのに意味がわからない。急いで食べたから味がわからなかった」(30代・男性)
料理が出てくる時間が長いというのも料理の味とは関係ありませんが、低価格のそばやうどんは、さっと食べれるファーストフード的な捉え方をされているので、提供時間がかかりすぎるというのは致命的ですね。
急いで食べたり腹を立てながら食べたりする料理は、決して美味しいとは言えないので悪評が立ってしまう原因になります。
本場の人にとっては物足りない?
はなまるうどんがまずいという理由はさまざまありました。
店舗によって味やサービスの違いがあるようです。
また、讃岐うどんといえば香川県です。
香川県以外の、特に関東の店舗では店員がその地域の人が多いため、若干味が変わってくるのかもしれません。
本場の人が香川県以外の店舗で食べた場合に、物足りなさを感じることが多いようです。
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