- 最近の若者はダメ!
- 最近の若者はバカが多い!
- 何もできない根性なし!
- すぐに諦めるよ若者は!
今を生きる若者が最も嫌う言葉の1つが「最近の若者は!」と決めつける老害であり、こうした人々はまるで自分たちの方が優れていたかのように、若者を否定することで頭がいっぱいです。
はっきりと言いますが、こうした言葉を口にする人だって若い頃は大した大人ではなかったはずですし、何より最近の若者よりも酷くバカにされるような人物であったかもしれません。
まずは「なぜ老害ほど最近の若者はと否定するのか?」の理由を解明し、言葉にする人の心理を知ることで相手の弱さを暴露していきます。恥ずかしすぎる本心を丸裸にしていくので、老害に頭にきた人はスカッとした気持ちになることができます。
「最近の若者は」の心理
「最近の若者は」と頭ごなしに決めつけるような老害は、実は今に始まったことではありません。これは昔からずっと続いている若者と老人の戦いであって、歳をとってから「最近の若者は」と決めつけている人だって、若い頃に同じような経験をしているはずです。
なぜいつの時代も同じような批判が起こるのかといえば、「人は自分達が生きてきた時代を否定してくない」心理が働いて、誰だって自分達が最も輝いていたであろう、若い頃の時代を美化したいからです。
逆に自分達が最も輝いていたであろう若い時代を否定してしまうことは、自分がこれまで歩んできた人生を否定してしまうことに繋がるため、歳をとるほどに人は「最近の若者は」と否定的な感情になるわけです。
例えば、あなたは過去に戻りたいとか子供時代に戻りたいと思ったことがありませんか?これは多くの人が一度は抱く心理であって、昔は今と違って輝いていたと思い出を美化することで、まるで昔はとても輝いていたかのような記憶に変わっています。
そしてその時代の自分と現代の同じ世代を比べることで、「今の子供はゲームばかりで遊ばない」とか「体が弱い子が多い」などと決めつける人がいます。これは今の時代を生きている子供からすれば、決めつけている人が老害と同じ位置にあたるわけです。
つまり「最近の若者は」と頭ごなしに決めつける老害の心理には、自分達の時代こそ正しかったとか美しかったといった、思い出補正により美化することで現代の若者が劣っているように思え、自分達の時代こそ優れていたと優越感に浸る人も中にはいます。
これは老害と呼ばれるようなお年寄りが悪いのではなくて、人間であれば誰にでも当てはまる可能性がある心理であるため、自分は絶対に大丈夫だなんて思っている人ほど、将来の老害候補となっていることも珍しくありません。
年寄りほど決めつける理由
経験と強い信念
「最近の若者は」と口にすることは、頭ごなしに決めつけてしまっています。なぜ年寄りほど決めつけが多いのかといえば、長年培った経験からできた強い信念を持っているからです。
こうした人々は新しい情報を取り入れるよりも、過去の経験から「AよりBがいい」と決めつけてしまうことで、老害と呼ばれるような時代遅れの意見を押し付けたり、相手の価値観を否定します。
特に日本はスピード社会であり、何事も効率的に仕事を終える必要があるため、物事をより単純化して考える必要があります。すると「AよりBがいい」と物事を単純化し、効率化した結果が物事の多様性を失うことに繋がります。
年寄りほど女性差別が酷いとも言いますが、これも同じく物事をシンプルに考えすぎている証拠であって、昔から「女は〇〇すべきである」と単純化して考えてきた年寄りは、時代の変化についていくことが難しいのです。
逆を言えば、「男は〇〇であるべきだ」との強い信念も持っているので、昔の人の方が男らしさを追求したり、専業主婦でも不満を抱きにくいといったメリットも存在します。
つまり「最近の若者は」と年寄りほど決めつける人が多い理由は、物事の多様性を見失った年寄りが自分の考えを押し付け、若者を一括りにしてしまうことが原因です。
特徴と性格傾向
話が説教くさい
「最近の若者は」と決めつける人は、自分の意見や価値観が合わない人が現れるとつい説教っぽくなってしまいます。理由は簡単で、上記でも述べたように「AはBであるべき」との信念を持っているからです。
こうした信念を持っている人は、価値観の違いに対して自分の価値観を押し付けることで、絶対に自分が正しいとの主張を曲げないことが多く、若者であればあるほど説教じみた話をします。
年寄りほど説教じみた話が好きだとも言いますが、これは好きではなく自分の価値観を押し付けているだけです。故にこうした人は老害と呼ばれることが多く、若者が最も嫌うタイプの一人と言えるでしょう。
お酒の席となれば説教、意見が違えば説教では相手のストレスは溜まっていく一方なので、「最近の若者は」と説教じみた話をされた時には、上の空でいいので聞いているフリをしておきましょう。
自分の考えに自信あり
自分の考えこそが正しく相手の考えは間違えだと思うことは、何をしても相手を否定してしまうことに繋がります。特に若者=ダメといった思い込みがある場合は、若者が優れていても否定的になるはずです。
「最近の若者は」と決めつけるのも、自分の考えに自信があるからこそであって、自分の意見が絶対正しく間違いを疑わないからこそ、どれだけ反発されても意見を曲げようとはしません。
また自信があるからこそ説教じみが話になり、自分と同じように考え行動すれば絶対に正しいとの思いから、部下に説教をするのかもしれません。こちらの場合は、完全にありがた迷惑と言えます。
後もう1つ、あまりにも自分の考えに自信を持ちすぎることは、プライドが高く自己愛が強い証拠でもありますから、このタイプは冗談が通じず厄介な一面を持っていることも珍しくありません。
怒りっぽい
なぜ怒りっぽいのか?を考えてみると、自分の考えに自信があるからです。自分の考えこそ絶対=高いプライドを持つ老害は、自分の意見が否定されると怒ります。
これが部下であった場合、「自分のような優れた人物には向かうのか!」と言わんばかりの態度で、説教を食らうことも。これは今の時代完全にパワハラとなりますが、今でも老害によるパワハラは後を絶ちません。
「最近の若者は」と愚痴っているようなシーンを思い浮かべても、こうした人ほど不機嫌そうな顔つきであることが想像できるはずですし、少しでも気に食わなければ粗探しを始めることも。
さらにこのタイプが話がくどい人物であった場合は最悪であって、「最近の若者は」と愚痴っぽい話を長々と聞かされたり、何度も同じ話を聞かされるなどの被害に遭った人も、世の中には多いことでしょう。
話を聞こうとしない
「最近の若者は」と決めつける人は一方的に自分の正義を主張するので、相手の話を耳にしようなんて思うことはありません。自分の正義を一方的に伝えることで、その場を支配しようとします。