大人ADHDの人の特徴と向いている仕事

ADHDという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。また実際にADHDの診断を受けている方もこの記事を読んでいるでしょう。

今回は、大人のADHDの人の特徴と向いている仕事について紹介していきます。

ADHDとは?

ADHDは、国立精神・神経医療研究センターによると、

注意欠如・多動症(ADHD)とは、年齢あるいは発達に不相応に、不注意、落ちつきのなさ、衝動性などの問題が、生活や学業に悪影響を及ぼしており、その状態が6ヶ月以上持続していることと定義されています。
【出典】ADHD(多動性症候群) | NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター

と紹介されています。

これまでは「注意欠陥多動性障害」と呼ばれていましたが、「注意欠如・多動症」と呼ばれるようになりました。

DSMというアメリカの精神医学会が翻訳したものをもとにしているので、翻訳が変わることで名前も変わることがあります。どちらも基本的な特徴は同じです。

ADHDは、不注意や落ち着きのなさ、衝動性が原因で生活がしにくくなっている場合に診断されることがあります。

ただし、一時的な落ち着きのなさなどは環境の要因の可能性もあるために、6ヶ月以上という期間が設定されているようです。

不注意や衝動性などの1つが症状としてある場合もあれば、複数の症状をもつ場合もあります。

 

ADHDの人の特徴

ここでは、ADHDの人の特徴について紹介していきます。

この特徴があるからといってADHDであると断言はできませんので、長期間生活に影響があると判断した場合には、医療機関に相談しましょう。

忘れ物が多い

忘れ物が多いのもADHDの特徴。

ものを定位置に置く習慣がないことが多く、そのとき目に入ったところに置くことがあります。

そうすると、置いた場所を思い出せなかったりして困ることも多いでしょう。

また、「ここにとりあえず置いておこう」と思って置いたものを忘れてしまうことも。

電車やカフェなどでも忘れ物が多いということがあります。

締め切りや予定を忘れてしまう

締め切りや予定を忘れてしまうことが多いのもADHDの特徴と言われています。

その場では「この日が締め切りだ」「今日が通院日だ」などとおぼえているものの、ほかのことに興味が移ってしまうためにわすれてしまうことも。

また、メモをとったとしても、メモを取った場所や取ったこと自体を忘れていることがあります。

単純作業や繰り返しの作業が苦手

ADHDの人は、単純な作業が苦手なことがあります。

単調作業に集中して取り組むのが難しかったり、ほかのことに気が散ってしまうことがあるため、なかなか作業が進まないことにつながります。

そのためか、他の人と比べて作業が進まないと悩むことがあります。

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