悲劇のヒロインを演じる
自分に酔うとはいい時ばかりに見られる心理ではなくて、自分に非があると時にも自分に浸ることで悲劇のヒロインを演じたり、自分が悪くないことを必死に主張することで不幸な自分に酔う人です。
例えば自分が浮気をしていた事実があるのに対して、「本当に反省してるし自分は散々痛い目に遭ってきた」と不幸な自分に酔うことで、自分にとって理想的な環境を作り出そうとする人は多いです。
不幸な自分に酔うことを許してくれる人を周りにつけることは、どんなことでも悲劇のヒロインを演じることで許してくれる、自分にとって最も居心地がいい環境を作り出すことができるので、自分に酔う人の中にはこうした狙いが隠れている人もいることは間違いありません。
心が弱く傷つきやすい
自分に酔うとは自分を守ることであると何度も述べてきましたが、こうした人は心が弱くガラスのハートの持ち主でもあるため、ビシッと正しいことを注意されるだけでも心が大きく傷つくことも。
だからこそ悲劇のヒロインを演じることでさらに自分を守り通そうとするわけですが、自分に酔う人をパートナーに選ぶと疲れ果ててしまう原因がここには隠れています。
心が弱い人のパートナーとなることは常に気を使い続け、発言や行動に気をつけなければならないとの意識を強く持たなければならないので、結果的に心が疲れて離婚を考える人も増えてしまうのです。
サプライズが大好き
サプライズとは2つの意味を持ち、1つは相手のことを思ってのサプライズで2つ目は自己満足のためのサプライズです。もちろん自分に酔う人は後者に当てはまり、自分に酔うためにサプライズを仕掛ける人も少なからずいます。
このタイプはサプライズをすることで「流石思いやりが強い自分だ」と自分に酔うことで、相手を祝う気持ちより自分が優れている気持ちを優先したい人であり、相手を祝う気持ちはあまり持っていません。
だからこそ見た目だけは豪勢なサプライズをすることでSNSに自慢するなど、自分のためにサプライズをしたいと思えるこのタイプは、数多くのサプライズを仕掛けることで有能な自分に浸ることが大好きな性格です。
共感することが苦手
自分に酔うことで自己満足してしまうことは、他人と共感できていない決定的瞬間であり自分の世界に一人で満足している人ですから、こうした人は共感する能力に乏しい一面が見られます。
特徴としては「価値観の違いが理解できない」「無神経な行動が多い」「思いやりがない」などのネガティブな部分が多く、思いやりとお節介の境界線が分からない人であるとも言えます。
共感することが苦手な人の心理傾向には、「あまり共感できる話がない。だから相手も共感してくれないだろう」との本音を持っていて、「共感してくれないのなら自分に酔う選択をしよう」との選択となることが、共感できる能力が低いことを放置する原因となりがちです。
嘘っぽく思われてしまう
自分に酔う人は初対面では「凄く良い人だ」なんて高評価をされやすいですが、付き合いが長くなるほど自分に酔っているだけであると思われるために、どんな話にもどこか嘘っぽさを感じます。
本来なら賞賛されるべきエピソードを述べたとしても、「それは本当の話だろうか?自分に酔ってるだけでは?」と疑われ、美談にしたいだけだろうとの疑惑をかけられてしまうのです。
こうなると相手の悪い部分ばかりが目立ってしまう心理状態となることで、相手のネガティブな部分ばかりが強調されることが低評価の連続を招き、相手を嫌いになってしまう悪循環を引き起こします。
「最重要」自分に酔うはナルシストの始まり
自分に酔うことは決して悪いことではありませんが、あまりにも自分に酔ってばかりの言動が目立つ人はナルシストと評価され、「あの人は結局自分が一番可愛いんだ」と呆れられてしまう結果を導きます。
おしゃれなカフェで優雅な気分に浸ることは何も悪いことではありませんが、どんな時でもかっこいい理想の自分に浸ることで、決めポーズや表情をとってしまうことはネガティブな評価を導きます。
あまりにも自分に酔いすぎる人は本当に優しい人になることさえもできず、他人に優しくしている自分に酔うことが大好きであるため、本性が見えるとギャップ効果で一気に評価が落ちてしまう人なのです。
たまにはおしゃれなカフェで自分に浸り、優越感に浸ることで欲求を解消するのはとても良いことですが、この優越感がたまらず自分に酔って演技してしまうような人間にはならないように、普段から心がけることを頭に入れておきたいものです。
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