ネットが発達した今では、会話をする機会が減ることにより会話下手になっている若者が増えていて、これが原因で主語がない人になる若者も多くなっていると考えられます。
相手の話を聞くことも下手
主語がない人は相手の話を聞くことも下手であって、最後までしっかりと話を聞くことよりも、自分の意見を口にしてしまうことがあります。これは相手にとっては何の解決にもならず、役にも立っていません。
話を聞かない人や聞くことが苦手な人は、基本的に自分のことにしか関心がなく、相手がどうなろうがあまり興味がありません。だからこそ相手の情報を取り入れようとはしないのです。
主語がない人も同じく、自分の要件をさらっと伝えるとそれで満足してしまう人が多く、相手の話を聞こうとしないからこそ主語がない現実に気づけなかったり、注意されるチャンスを逃してしまうのです。
これは会話が下手な人にも共通する特徴であって、相手の話を最後までウンウンと頷くことができなかったり、途中で飽きてしまう人は自己中心的な性格をしています。
自己中心的だからこそ自分の話は聞いて欲しいけれども、相手の話を聞こうとはしないと説明すれば、多くの人が「確かに」と納得できるのではないでしょうか。
つい結論を急いでしまう
主語がない人は結論ばかりを急いでいます。これは男性に多い特徴でもあって、男性は内容よりも結果ばかりを重視する傾向にあるため、話の道筋よりも結論を知りたがります。
結論を急いでしまうことは、自分が早く結論を知りたいからこそ相手も知りたがるだろうと思い込む原因そのもので、自分がそうだから相手もそうだろうと思うことは、投影心理で説明可能です。
彼女が同窓会に出席をしてお持ち帰りされないか心配する彼氏というのは、自分がそういう本心を持っているからこそ心配するのであって、本心がない人は心配することはありません。
これと同じように、主語がない人は相手も結論を急いでいると思い込んでいます。また、結論をなかなか口にしない相手に対して、心底イラだってしまうのもこのタイプの悪い癖です。
こうした人は女性との相性が最悪であって、物事の道筋を重視する部下の女性に対して結論を重視する上司の男性は、どうしても気が合わずに距離感を縮めることができません。
言葉を略すことが多い
主語がない人は何かと言葉を略すことが多く、「あれ」や「これ」といった言葉を使うことで相手を困らせてしまいます。例えば「それとって」と言われても、相手はどれなのかが分かりません。
何でも言葉を略してしまう人は、せっかちな人とも言い換えることができ、「あれ」とか「これ」だけで要件を済ませようとする人は、少しでも省略することで時間を有効に使おうとします。
ここで紹介する有効とは、自分にとっては有効であっても相手にとっては迷惑となることもあるため、あくまで自分の立場で考えての有効な時間となります。
何を目的としているのかさっぱり分からない時には、何度も聞き直すくらいの態度で挑まなければ、言葉を略す人に「伝わっていない」ことを伝えることはできませんが、やはりこれは難しいことです。
よくある悩みとして、一度相手に伝えることができなかったことをきっかけに、相手は毎回のように略語を使ってくることが、ストレスであり疲れてしまう瞬間だという悩みを持つ人は、世の中にたくさんいます。
共感力が低い
共感力とは相手の意見や感情に寄り添う気持ちのことであり、共感力が低い人は相手の悩みや弱さに共感することができません。むしろ「それは甘えだ」と厳しい言葉を投げがちです。
主語がないことに相手が悩んでいることや、相手の表情の変化を読み取れないのも共感力が低い証拠であって、こうした人は思いやりの気持ちが足りないことから、サイコパスだなんて陰口を言われることも多いです。
特徴としては、自己愛が強いので相手に負けることや謝ることを嫌い、常に自分が優位に立って相手を支配することで、安心感を得ようとするこのタイプは、大の負けず嫌いです。
だからこそ、相手が愚痴をこぼしたり弱音を吐いた時にでも優しい言葉をかけることができずに、マウントを取るような形で相手に説教をしたり、口論へと持ち込もうとします。
また自分の思い通りにことが運ばなければ、拗ねたり怒ることで相手を困らせるために、恋人とは長続きすることが難しく、相手の価値観を理解できない悩みを抱えることも特徴的です。
余計なお節介をしがち
主語がない人は自分の会話力が低いくせに、相手にお節介とも取れるアドバイスをしたがります。これも共感力低いことが原因で起こることであり、余計なお節介は相手にとってありがた迷惑です。
なぜこのようなお節介をするのか?を考えてみると、主語がなく共感力が低い人は自己愛が強いために、アドバイスをすることで自分が優位に立とうとしているのか、または優越感を味わおうとしているのでしょう。
アドバイスをすることは、自分が有能であることの証明ともなりますし相手を従わせることにもなります。それは主語がなく共感力がない人にとっては、とても気持ちのいいことなのです。
アドバイスというよりも、自分意見の押し付けのようなものですから、お節介なアドバイスをもらった側は嫌悪感を抱き、相手の良い部分が見えなくなっていくことでしょう。
すると主語がないことに敏感になる心理が働き、相手の欠点ばかりに目がいくことで主語がないことや、何を伝えたいのかわからないことに対して、今まで以上にイラついてしまうことになります。
そもそも他人に興味がない
主語がない人はそもそも他人に興味がありません。考えてみてください。他人に興味がないからこそ、「あれ取っといてね。」と相手を困らせるような言葉を発しても、何とも思わないわけです。
相手に興味を持てる人の場合、「この人はどんな人だろう?」とか「好意的に思ってくれているのだろうか?」などと疑問を抱くので、相手を困らせるような発言をして、自分が嫌われてしまうことを避けます。