子供はそうして偉そうな態度をとらないと、家族には伝わらない環境であることが多いですから、多くの思春期の子供が偉そうな態度をとってしまうわけです。
またこれは、大人の場合でも同じことが言えます。
自分をもっと認めてほしいとか、現状に不満がある人ほど、偉そうな態度をとって自己アピールをしているのです。
怖いもの知らず
怖いもの知らずであり、世間知らずな人ほど偉そうな態度を多くの人にとってしまいがちです。
これは言葉を変えると、「完全に調子に乗っている」心理状態であり、思春期の子供に比較的見られやすい特徴といえます。
思春期になると、周りの視線や評価を意識するようになり、ヤンチャな行動=かっこいいという勘違いを起こしやすい年齢でもあります。
もしも、こちらに当てはまっているのが大人だった場合は、それは痛い目に合わなければいつまでも直らないので、相手を思うのであれば、その態度は痛いということを直接告げてあげることにより、多少は心が痛い目に合うはずですので、効果的だといえます。(ただし、上手に立ち回らないと深く傷つけてしまうので、細心の注意を払って告げること)
感謝の気持ちがない
こちらはよく、家族に対してとってしまう心理的特徴であり、してもらって当たり前な環境に居続けると、人はやがて当たり前だという気持ちから偉そうな態度をとってしまうことがあります。
こちらは、当たり前だと思ってしまう環境に問題があるわけですが、一部例外としての原因も存在します。(次の精神病などの病にて、お伝えしています)
基本的には感謝の気持ちを持ってもらえるように、原因を改善することが一番の近道となりますが、亭主関白な夫や責任転嫁する妻だった場合は、性格上どうしようもできない場合もありますので、ある程度こういう人間だと思い込み、OKの水準を自ら定めることが、上手くやっていくコツの1つであります。
精神病などの病
例えば、自己愛性人格障害という障害を持っている人の場合は、自己愛が強すぎるために、人にしてもらっても感謝の気持ちを持つことができません。
感謝の気持ちがないために、結果的にしてもらって当たり前、自分は特別な人間なんだという思考から、偉そうな態度をとってしまうわけですが、このような障害や病が原因で偉そうな態度をとる人というのは、他人の努力を認めてあげることができなかったり、共感することができないといった共通点がみられます。