嫌な予感がする時ほど当たるというのは、多くの人が感じる心理現象であり、これにはしっかりとした理由が存在します。
嫌な予感がする時というのは、一定の心理が働きやすいということが分かっており、ここから嫌な予感ほど当たる心理的原因を突き止めることができます。
今回の記事では、なぜ嫌な予感ほど当たってしまうのか?という不思議の謎を解明しようと思います。
予防線
嫌な予感がするのは人が予防線を張る時に、この嫌な予感を感じることが多く、これはどんな事態が起きても予防線を張っておくことにより、ショックをできるだけ少なくするという自己防衛本能から、多くの人が予防線を張るわけです。
まず考えられる1つ目の嫌な予感ほど当たる心理的原因は、この予防線を張る回数が多ければ多いほど、当たる回数も自然と増えてしまいます。
ですから失敗することに恐怖心を持っている人や、マイナス思考の人ほど、予防線を張る回数が多い傾向となり、嫌な予感がたくさん当たってしまっている気がしてしまうというわけです。
もしも毎日のように嫌な予感がする人がもしいるとすれば、月に一度は当たってしまうのではないでしょうか。
悪いことほど印象に残る
人生山あり谷ありといいますが、悪い予感がした時に一度でも当たってしまったという人の心理には、強くこのトラウマ的なものが刻み付けられています。
ですから実際には、悪い予感が10回して1回しか当たっていなかったとしても、人は三分の一程度当たっているのではないか、という錯覚に陥ってしまうのです。
これはよくパチンコなどに見られる現象であり、大ハマリした時ほど印象に残りやすく、この台はハマってばかりで当たらないという印象が強く残ってしまうというわけです。
人は普段の何気ないことは覚えていませんが、異空間に行ったり悪いことが起こると、どうしても心の中に強く刻み込まれる生き物なのです。