これには日本人特有の性格も深く関係していて、日本では「出る杭は打たれる」という言葉が存在しますが、これは「さし出たことをする者は、人から非難され、制裁を受ける。」という意味であり、サッカー日本代表の本田圭佑選手のWカップでの発言が、これの代表例といえるでしょう。
とにかく日本では、注目されるということに恐怖心に近いものを感じている人も多く、そういった文化が根強く関係してきて、目立つことは恥ずかしいことだという勘違いを抱いてしまっている可能性も考えられます。
こちらも恐怖心が与える、恥ずかしい心理的特徴であるといえるでしょう。
自分に自信がない
また、自分に自信がないことと恥ずかしいという思いは、非常に近いものがあり、自分に自信がない人ほど目立つことから避けてきたり、目立つことに恐怖心を抱いていたりもしますので、そういった、目立つなどの普段経験し慣れていないことと遭遇すると、恥ずかしいという心理が働きやすくなっています。
いつもヒーローを陰で見守る存在だと思っている人が、急に中心的な存在に変わった時などには、必ずといってもいいほど、恥ずかしいという心理は付きものなのです。
さらに自分に自信がない人ほど、「自分を見られたくない」という心理が働きやすいので、視線が集まるとつい、恥ずかしいという思いをしてしまうというわけです。
イメージが崩れてしまう
ナルシストな人ほど、自意識過剰であることが多いですが、自意識過剰な人というのはイメージする自分を演じる癖がついてしまっていますので、自分の抱いたイメージよりもダサい結末を迎えてしまった時には、恥ずかしいという心理が働きがちです。
周りからすれば、それほど大したことではないことであっても、イメージ通りに終えれなかった自意識過剰な人からすれば、ダサい自分を見せてしまったので、他人からの評価が変わってしまうかもしれないという思いから、恥ずかしい心理的が働くわけです。
このような、他人からの評価が変わってしまうかもしれない出来事と遭遇した時に、多くの人は恥ずかしいという心理が働き、そしてそれが心にずっと残ったりもするものです。
世間体を気にする瞬間
世間体を気にする瞬間というのは、例えば思春期の男の子がお母さんに話しかけられたり、可愛いという言葉をかけられたときに、自分が周りにマザコンだと思われないために、反抗したりもしますが、同時に恥ずかしいという心理が働きます。