その証拠に、日本では一人旅というキャッチフレーズをよく目にしますが、このような言葉は、海外で目にすることは珍しいことであり、これは一人で旅行に行く人が多い海外と、日本人との違いを表している言葉でもあります。
肩書が大事
日本という国は、個人よりも肩書を重視する傾向が非常に高く、これはいろいろな場面でその証拠となる行動が見られます。
例えば、日本は名刺を渡す際にはまず、肩書から紹介し、名前を紹介するという風習がありますが、多くの海外では違う風習が見られます。
海外では、個人名を名乗ることが先なのが当たり前であり、その後に肩書を紹介するということが普通なのです。
このように、日本では個人よりも肩書を重視し、そして肩書で人を決めつけてしまう国民性があるために、肩書を異常に求める人が多いという結果になります。
ですから、定時退社をすればするほど、肩書を求めることができずに、一生自分は負け組で終わってしまうかもしれないという思い込みから、定時退社をしにくい心理が働くと考えることもできます。
他人に迷惑はかけられない
先ほどもお伝えしたように、日本は昔から子供に対して、「他人に迷惑をかけてはいけない」というしつけをおこない、このような言い聞かせで育ってきた人は、非常に多いです。
ですから、定時退社=他人の仕事量を増やすことになるかもしれない、という思い込みから、定時退社は悪であるという心理が働いてしまうこともあり得ます。
勘違いしてはいけないのは、仕事が残っているにもかかわらず、定時退社ばかりしている人というのは、確かに他人に迷惑をかけているかもしれません。
ですが、仕事がないにも関わらず、定時退社をすることができないというのは、他人に迷惑をかけているわけではありませんので、本来それほどの罪悪感を抱く必要もないのです。
自分の意見が言えない
自分の意見をはっきりと言えない悩みを持っている人が、あなたの周りにいるのではないでしょうか。
自分の意見が言えない人というのは、八方美人であったり、自分よりも他人に頭を使う人であり、他人主義であることが多いです。
その為に、定時退社したくても本音が言えずに、予定があるにも関わらず、残業を優先してしまうこともしばしば。