世の中には、群れるのが大好きな人もいれば、逆に群れるのが大っ嫌いという人もいるわけですが、特に日本人は群れるのが好きという人が多いと言われています。
最近では、1人〇〇ということにチャレンジする若者が増え、日本人特有の性格も少しずつ変わってくる可能性もありますが、なぜ日本人は群れることが好きな人が多いのでしょうか。
今回の記事では、そんな群れる人の心理的特徴8選から、日本人が群れるのが好きと言われる理由を探ってみましょう。
仲間外れへの恐怖心
まず考えられる理由の1つが、群れることをやめてしまえば、いじめやグループから孤立するかもしれないという恐怖心が勝り、単独行動をすることに怯えてしまっているという心理です。
考えてみれば、小学生や中学生でいじめやグループから孤立してしまう人というのは、どこか目立つものがあったり、群れとは違う考え方や行動をしている人であることも多く、私たちは子供の頃にそうした現実を目にしてきているので、群れないことは危険だと子供の頃に教わった人も多いでしょう。
そうした環境で育ってきた人にとっては、群れることをやめてしまうことは、自ら嫌われ者になるかもしれない原因を作ってしまうことに繋がるので、当然群れなければならないという心理が無意識に働いてしまっているのです。
特に過去に同じような経験をした人にとっては、トラウマとなってしまい、群れるのが嫌いか好きかで極端に分かれやすくなると考えることができます。
仲間外れの気分が嫌
日本は昔から集団行動をすることが大事だという教育を行っており、集団行動は日本人が得意とする行動面での特徴となります。
しかしながら、集団行動をすることは群れることでありますから、子供の頃から集団行動を当たり前のようにしてきた日本人からすれば、群れない=悪いことや、孤立していると考えるようになり、群れないことはダメなことであるという固定概念を抱いている人が、日本人には多いと言われています。
その証拠に、日本では旅行会社に行くと、一人旅プランなんてキャッチフレーズを目にすることがありますが、海外では一人旅行をすることは珍しいことではないので、そのような言葉を目にすることは非常にまれなのです。
このことからも、日本人がどれだけ群れないことに恐怖心を抱いているのかが、分かるのではないでしょうか。
独占欲が強い
独占欲が強い人というのは、その場を支配したい心理が非常に強いために、群れることで自分のグループを作り、そのグループを支配したいという欲求が非常に強いです。
逆に独占欲が強い人は、群れなければその場を支配することができませんので、心が不安になってしまうのです。
その理由としては、独占欲が強くなってしまう人の過去を覗いてみると、両親に「お前は何もできない」などと言われて育ってきた共通点があり、そういった環境で育った子供は自分に自信を無くしてしまいます。
そうして自信を無くしていった子供というのは、力に頼るようになり、権力や恐怖心で自信のない自分をごまかそうとする心理が働くわけです。
自尊心が低い
自尊心が低い人というのは、周りから認められないと安心できない、自分の考えがないので他人任せ、などの特徴が見られるわけですが、自尊心が低い人は群れなければ一人で何もできないタイプであり、また群れることで周りから認められているという安心感を得ることができます。
ですから自尊心の低い人ほど、群れることが大好きであり、また自尊心が低い人は人に見捨てられることに常に恐怖を抱えています。
結果的に、そういった人はグループに嫌われないように周りに合わせ、個性のない人間になってしまうのです。
自尊心が低い人にとっては、群れることで見捨てられるという恐怖心を和らげることができます。
信念がない
信念がない人というのは、それが正しいということを貫き通すことができず、グループの考え方や言葉一つで、すぐに意見や考え方を変えたりする人です。
ですから周りに合わせていれば安全だという心理が働き、やがてグループ色に自分が染まってしまいます。
この代表的な例としては、全く女遊びに興味が無かった人であっても、周りの甘い言葉や考え方に大きく左右され、自分の信念を貫き通すことができずに、やがてはグループ色に染まって女遊びが激しい男になってしまった、などが比較的目にするパターンと言えます。
逆に信念がある人というのは、グループに自分が染まってしまうのを恐れ、群れることに少し危機感を抱いたりもします。
批判されない
群れるということは、結果的にそのグループの考え方や価値観が似た者同士が集まる傾向があり、これは類は友を呼ぶという日本語があるほど、傾向が強いです。
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