そうして自信を無くしていった子供というのは、力に頼るようになり、権力や恐怖心で自信のない自分をごまかそうとする心理が働くわけです。
自尊心が低い
自尊心が低い人というのは、周りから認められないと安心できない、自分の考えがないので他人任せ、などの特徴が見られるわけですが、自尊心が低い人は群れなければ一人で何もできないタイプであり、また群れることで周りから認められているという安心感を得ることができます。
ですから自尊心の低い人ほど、群れることが大好きであり、また自尊心が低い人は人に見捨てられることに常に恐怖を抱えています。
結果的に、そういった人はグループに嫌われないように周りに合わせ、個性のない人間になってしまうのです。
自尊心が低い人にとっては、群れることで見捨てられるという恐怖心を和らげることができます。
信念がない
信念がない人というのは、それが正しいということを貫き通すことができず、グループの考え方や言葉一つで、すぐに意見や考え方を変えたりする人です。
ですから周りに合わせていれば安全だという心理が働き、やがてグループ色に自分が染まってしまいます。
この代表的な例としては、全く女遊びに興味が無かった人であっても、周りの甘い言葉や考え方に大きく左右され、自分の信念を貫き通すことができずに、やがてはグループ色に染まって女遊びが激しい男になってしまった、などが比較的目にするパターンと言えます。
逆に信念がある人というのは、グループに自分が染まってしまうのを恐れ、群れることに少し危機感を抱いたりもします。
批判されない
群れるということは、結果的にそのグループの考え方や価値観が似た者同士が集まる傾向があり、これは類は友を呼ぶという日本語があるほど、傾向が強いです。
群れる人というのは、同じ考え方や価値観の似た者同士が最終的に集まるわけですから、自分の考えを批判されることなく、受け入れてくれるような人が多くなるわけです。
そうなれば当然、自分のことを分かってくれるや、批判されないので楽だという心理が働きますので、そのグループに依存してしまう形となってしまうことが多いです。
分かりやすい例を1つ挙げてみると、ギャンブル依存症にはギャンブル依存症が集まり、負け額を批判されることが少ないので、その人にとっては居心地がいいというわけです。