多数派同調バイアス
内集団バイアスと似たような言葉でありますが、意味は少し違い、【とりあえず大勢の人に合わせようとする】心理のことを言います。
メディアに踊らされ、批判してしまうような人や、ミーハーと呼ばれる人や、にわかファンにもこの心理は当てはまります。
例えば、サッカーブームがくればサッカーを応援し、ラグビーブームがくればラグビーを応援する、ような人はにわかファンの定義でありますが、この多数派同調バイアスを利用して、ビジネスで大きな利益を生むことさえも、できるのです。
一方で、多数派同調バイアスは危険な一面も見られ、大きな地震が来た際には周りが逃げていなければ、自分も逃げないという選択肢をとってしまうので、結果的に逃げ遅れてしまうというわけです。
こちらは特に、震災などの際に覚えておくと便利な心理学でありますので、命にかかわるようなときには、自分自身の判断も非常に重要になってくるということを覚えておきましょう。
にわかファンの特徴
リア充アピールをする人
リア充アピールをする人の特徴には、承認欲求が強いといった心理的特徴が見られ、SNSにて自分の存在をアピールすることによって、この承認欲求を満たしているわけです。
そんなリア充アピールをする人にとって、SNSは楽しみの一環であり、ファッションの一つのような感覚でしている人もいますので、そういった人々にとっては、流行り物を追いかけることは、自分の価値を高めることにも繋がるのです。
そうして周りに後れをとっていないことを証明することによって、自分の存在価値を高めることに繋がり、リア充アピールすることにも繋がるので、にわかファンになりやすい人の特徴であるといえるでしょう。
流されやすい人
次から次へと流行を追ったり、メディアなどに流されやすい人は、にわかファンの典型的特徴ですよね。
こういった流されやすい人の特徴には、「自分に自信がない」「こだわりや個性がない」「自分の意見を言えない」といった特徴が見られ、流行りにどうしても敏感になってしまう分部が見られます。
故に流されやすい人は、それほど熱狂的なファンになる前に飽きてしまいますので、1人でイベントや競技を見に行く人が少ないと予測できます。
流されることは悪いことではありませんが、常に流されている人というのは、他人依存し過ぎている部分も多々見られますので、他人依存をし過ぎれば、結果的に自立できない自分となり、一人暮らしや仕事が続かないといった症状が見られますので、他人依存のし過ぎには注意が必要です。
顔が好き
そのスポーツ自体に興味はそれほどなく、スポーツ選手の顔が好きだという人の場合は、やはりにわかファンであると認定されてしまっても、仕方がない部分があります。
また、好きな俳優がメイン司会者を務めていることが理由で、少し知識を身に付けたことを、周りに自慢してしまうような可能性も十分に考えられますので、そういった人の多くも、コアなファンからすれば、にわかファンであると認定され、優越感を得ることが多くなると考えられます。
特に女性は、強い遺伝子を求めるといった母性本能がありますので、力強い体のスポーツマンを一目見て、本能的に援助してしまう気持ちが働いてしまうことが多いです。
ある特定の選手のみを追いかけする人の場合は、こういった少し違った心理や本能が関係している場合があります。