人間関係というのは、ギブアンドテイクの均等によって成り立っており、コストと報酬によって成り立っているという説があります。
つまり愚痴を聞かされている側の人からすれば、常に時間とエネルギーというコストがかかっている割には、報酬が低いわけです。
だからこそ、愚痴が多い人に対して不満の気持ちが高まり、自分にとってはコストがかかってばかりで報酬が少ないので、あまり好きではなくなってしまうことに繋がります。
今後の人間関係も考えている人であれば、同じような報酬を求め、平等な関係を築くことを心がけて見ましょう。
一定の距離を保つ
愚痴が多い人というのは、自己中心的な性格である人が多いことから、一定の距離を保つことを心がけるといいでしょう。
なぜなら、自己中心的な人というのは、相手の気持ちを考えていないがゆえに、相手が迷惑しているとか、話を聞くのを嫌がっているという気持ちを察することや、考えることをしません。
だからこそ、一定の距離を保つ必要があり、常に優しい手を差し伸べているだけでは、自己中心的な人はその環境が当たり前だと感じ、不満が溜まるとあなたを頼るかもしれません。
当然頼られたいという人にとっては悪いことではないでしょうが、愚痴を聞かされてばかりは嫌だと感じるのであれば、一定の距離を保つようにしましょう。
遠回しに伝える
直接注意することもありですが、相手が傷ついたり感情的になることを避けたいのであれば、遠回しに伝えることも効果的です。
例えば、「○○さんって、会ったら愚痴ばっかり聞かされるから嫌だわ」といった愚痴は、相手に遠回しに伝えていることにもなります。
当然自己中心的な人の中には、共感性が低い人もいて、相手が何を伝えたいのかという部分を理解することが難しいという人もいるので、このタイプの人であった場合は、「愚痴が多いから注意した方がいいよ」と、優しく注意してみることもありです。
あなたも気をつけよう!
いかがだったでしょうか。
相手の悪い部分ばかりが見えてしまうのは、人間が持つ性質でありますが、これはあなた自身も気をつけなければなりません。
類は友を呼ぶとも言いますし、あなた自身も普段から愚痴っぽくて、愚痴が多い人間ではありませんか?
人間というのは、一度悪い部分が見え始めると、良い部分が見えなくなってしまう生き物だけに、客観的に見て、自分の悪い部分を認めることは非常に大事です。
また、「批判的な人の心理的特徴と対処法10選」もセットで読んでみましょう。
愚痴が多い人ほど批判的であったりもするわけですが、批判的な人の気持ちを知ることによって、さらに相手の弱さなどが見えてくるはずです。