「億劫になる」は方言?その心理を解説します!

人は誰でも億劫になってしまい、気が進まないという経験をすることがあるものですが、なぜ人は必ずと言ってもいいほど、このような心理状態となってしまうのでしょうか。

そこには人の弱さが分かる、心理メカニズムが関係していると考えられます。

さらに億劫という言葉は方言であるのかどうか?についても、この1ページでは詳しく説明していき、億劫に関する様々な情報をお届けしていきます。

億劫は方言なのか?

億劫を詳しく説明

億劫は「面倒で気が進まない」という意味であり、何事も億劫で仕方がない、人と話すのが億劫だ、といった例文で使われることが多いです。

そんな億劫はそもそも仏教語であり、元々は数え切れないほどの長い時間のようなことを表す際に使われていました。

そして時が経つにつれて億劫という言葉は、「面倒臭い」という意味で使われるようになったと言われています。

ここから分かることは、億劫という言葉は方言ではなく、そもそも仏教語であるということです。

私も東京や大阪、または様々な地方へ短期間の出張に出かけたことがありますが、都市部から地方まで、様々な人が億劫という言葉を使っていたことからも、億劫という言葉は方言ではないということが分かります。

これはあくまで体験談でありますが、特にお年寄りの方が、年をとると何事も億劫になる…という表現をよく使うのを耳にすることが多かったです。

 

億劫になる心理と弱さ

人は変化を恐れる

人は変化を恐れるということが分かっており、例えば、行きつけのお店に行く人が多かったり、いつも同じメンバーでつるむ人が多いのも、こうした心理が関係していると考えることができます。

新しいことにチャレンジするとなれば、また一から分からないことをクリアしていき、リスクを冒しながら進んで行くしかありません。

しかしながら、いつも通りの場所や人と絡み続けることは、そのようなリスクを冒すことも少なくなりますし、何より安心感や満足感、充実感といったものを得やすいわけです。

だからこそ人は変化を恐れ、リスクを冒さない生活を求めるものであり、新しいことにチャレンジする際などには、億劫になってしまうのもこのためです。

もしも、誰も見たことがないような好奇心旺盛な性格の人がいた場合は、その人は収入が安定するかも分からないため、生活保護という制度がなければ、本来はこのような人は生き残れるかも分からないのです。

特に日本人は保守的であり、貯金することが趣味である人も多いと言われていますが、こうした日本人の性格が、長寿ということに結びつくとも考えることもできます。

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