恐怖=ストレスである
よくストレス社会なんて言葉を耳にしますが、そもそも恐怖心はストレスの原因であるとされており、人は何らかの恐怖心を感じた時には、強いストレスを感じるものであります。
心配事や面接、体に異常が見つかった時などに、強いストレスを感じてしまうのも恐怖心が原因であり、悪いことをすれば捕まるかもしれない…という恐怖心は、毎日のように強いストレスを感じているようなものです。
これは億劫になる心理にも当てはまることであり、新しいことに対して億劫になってしまうことは、ある意味当然のことであり、新しい環境に身を移すなどの現状になれば、誰でも期待と不安で胸がいっぱいになってしまうものなのです。
結婚後にすぐにうつ病になってしまう人がいますが、こうした人も新しい環境の変化に耐えきれず、うつ病と診断されてしまうケースも珍しいことではないくらいに、人は新しいことにチャレンジすることは、大きなストレスを感じてしまいます。
億劫になってしまったのであれば、あまりにも深刻に考えすぎずに、変化に少しづつ対応していく必要があるでしょう。
刺激に慣れる
簡単に言い換えると、飽きてしまうということです。
毎日同じことの繰り返しでは、そのうち人はその刺激に慣れてしまい、新たな刺激を求めるようになります。
しかしながら、仕事などの自分の都合ではどうしようも環境を変えることができない場合は、飽きてしまったことを続けていかなければなりませんが、これが億劫になる心理の原因である可能性もあります。
恋愛でも倦怠期という期間が訪れるとされていますが、これも同じく刺激に慣れてしまうことが原因の大部分であり、興奮することや喜ぶことに慣れてしまったカップルは、やがて倦怠期が訪れます。
人はある程度新鮮なもので好奇心を刺激しなければ、鈍感になってしまうものであり、極寒の真冬に寒中水泳を平気でする外国人がいるのも、こうした心理が関係ています。
つまり飽きてしまい、億劫になってしまった場合は、何らかの新たな刺激を追い求め、そして好奇心を刺激する必要があると言えます。
年齢の問題
人は年をとるほど何をするにも億劫になっていく生き物であり、普段の生活パターンを変えることを恐れたりもします。
これは人間の副交感神経などが関係しており、若い頃は副交感神経が活発なために新しい変化(出会いなど)によって起こる、自律神経の乱れなどを副交感神経がカバーすることができます。
しかしながら、年齢を重ねるにつれて人は副交感神経が低下していくために、こうした新しい環境の変化に体がうまく対応できずに、どんどんと億劫になっていっていってしまいます。