なぜなら、そもそも身振り手振りができる状態というのは、体が緊張していない状態である必要があり、緊張して体がガチガチに固まった状態である時には、体は思うようには動きませんよね。
何かやましい事実が隠されていたり、見栄を張って嘘をついている時というのは、バレるかもしれない…などの不安から体が緊張状態に陥り、隠し通したいという本心から、体の動きを止めてしまうのです。
ただ、これは誰にでも当てはまるということはなく、長年虚言癖がついてしまっている人の場合は例外も見られます。
このタイプは嘘をつくことに慣れてしまっているために、平常心で息を吐くように嘘をつけるため、不安が薄れて身振り手振りができるという場合もあるので、そこには要注意が必要となります。
信頼されていない場合も、身振り手振りが小さくなる
世の中には警戒心が強く、なかなか自分という人間をさらけ出さない人や、異性に不信感を抱いており、異性に対して心を開けない人など、様々な人がいます。
「もしも身振り手振りが全く見られない状態で、さらに相手が手を隠している」のであれば、それはあなたに対して強い警戒心を抱いている証拠であり、あなたに対して心を閉ざしている瞬間でもあるのです。
手を隠すということは、心理学では心を閉ざしていたり、嫌悪感を抱いている相手ほど見られやすい仕草となります。
例えば、目の前で話しているのに対して、相手がポケットに手を突っ込みながら話を聞いているとすれば、これは明らかに拒否したいという本音が隠れています。