万能感の意味〜心理学者が伝える怖い欲とは?

万能という言葉を聞くと、すごく便利で非常に使い勝手が良いなんてイメージを浮かべがちですが、万能感の意味はこれと似ています。

この欲は実は非常に厄介な欲でもあり、誰でも一度くらいは経験したことがあろう欲であるだけに、ここにどれだけ万能感が怖い欲であるのかを伝えることにします。

万能感の意味とは?

万能感の意味は、「自分が何でもできるかのような気分に陥ること」であり、「普段できないことができるように思えたりする」のは、まさに万能感であり、全能感とも呼びます。

天狗になる人がより例であり、天狗になることで「自分は特別な人間だから何だって出来る気がする」と思い込んでしまうわけですが、現実はそれほど甘くありません。

ビジネスで一度成功を収めた人も万能感に陥りやすく、「ビジネスで成功を収めた自分は次も成功できる」と甘く見積もった結果、株の投資などに失敗し、自己破綻してしまう人もいるほどです。

ここまで述べただけでも、万能感が非常に厄介な欲だということが分かったかと思いますが、人の命を脅かす事件にも万能感は深く関係しています。

そこについては次のタイトルで詳しく説明していくことにしましょう。

 

万能感が命を落とす?

万能感が最も身近に感じられるのは、車の運転をしている時であり、ハンドルを握ると人が変ったようにスピード狂になったり、気が強くなってしまうのは、万能感による錯覚です。

車は大きくて硬い乗り物であるため、まるで自分が大きくなって強くなったかのような気分となり、何でも自分ならできると気が大きくなってしまった結果、危険な運転や過剰にスピードを出してしまうわけです。

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