煽り運転の心理はスピード狂と同じ…絶対近寄るな!!

「こいつ…距離近いわ鬱陶しい!!!」と煽り運転に対して、怒りを覚えた経験がある人は多く、一度くらいは「煽り運転する人は免許剥奪してくれ!」などと、心の底から思ったことがあるかと思います。

実は煽り運転する人の心理には、「ある危険な心理」が隠れており、あなたが絶対に近づかない方がいい理由が、本文を読むことで理解できることは間違いありません。

誰もが煽り運転に対して不愉快な思いをしがちで、バカだと思えるほど車間距離を近づける人が絶えない世の中ですが、こうした人の本音を知ることで、「やっぱりバカだったのか…」と安心感を得ることさえもできることでしょう。

「なぜあなたが相手にすべきでないのか?」の明確な理由が分かる1ページを、じっくりご覧ください。

煽り運転する人の危険な心理とは?

万能感による勘違いが原因

普段は凄く優しく見える人でも、ハンドルを握った瞬間に気が大きくなったり、気が荒くなる人がいますが、こうした人は車に乗ることで自分が強くなったかのように感じることで、「オラオラ!どけどけ!」と荒々しい運転を繰り返し、そのことによって自分が有能であるかのような気持ちに浸っています。

これを万能感と呼び、車のような大きくて強いボディーを持つ乗り物に乗ることで、自分も同じくらいに強い人だという勘違いを起こしたり、自分が大きくなったかのような気持ちになった結果、煽り運転に繋がってきます。

これは煽り運転だけにあらず、急に車線変更をしてくる車や、驚くほどスピードを出す車なども、万能感によって自分が何でもできるかのような勘違いを起こし、気が大きくなってしまうことも同じです。

その証拠に、大きな車に乗る人ほど運転が荒々しかったり、高級車に乗る人ほど運転が荒々しかったりするものですが、これは車が持つ価値や威圧感を自分と重ね合わせることで、「自分は何でもできる」と思い込んでしまっています。

煽り運転する人の心理を例えるとすれば、「この俺様が運転してるのに道を譲らないなんて、どこの雑魚だ!」と言わんばかりに、我が物顔で煽り運転をすることが、周りからすればとても痛い風景になってしまうわけなんですね。

他にも万能感による失敗は、一度成功したことにより天狗になることで、投資に失敗してしまう人などが多く見られ、一度うまくいくと自分は何でもできるんだと思い込んでしまうことが、大きな事故の原因となることは言うまでもありません。

もし、あなたが友人が煽り運転をしている際には、あなたが本当に怯えていることを伝えると、相手を正気に戻すことができます。

万能感の意味〜心理学者が伝える怖い欲とは?←万能感に関する詳しい記事はこちらで確認できます。

 

自分は運転が上手いという幻想

煽り運転を繰り返す人は、万能感により荒々しい運転をすると述べましたが、さらに毎回のように無事故無違反で運転を終えることで、「自分は車をコントロールできている」と勘違いした結果、荒々しい運転をやめようとしません。

これをコントロール幻想と呼び、「自分の運転が上手いからこそ、煽り運転をしても事故がない」と思い込んでしまう幻想こそが、荒々しい運転をする人に対して最も怯えるべき心理と言えるでしょう。

はっきり言っておきますが、これは完全な勘違いにあり、相手が譲ってくれたり、安全運転があるからこそ最悪のケースを逃れ、自分が快適に運転できているわけです。

これには面白い研究結果が出ており、MS&AD基礎研究所が80歳以上の高齢ドライバーを対象に、「自分の運転に自信がありますか?」とアンケート調査したところ、なんと72%もの人がイエスと答えました。

これこそ完全なる勘違いにあり、お年寄りドライバーを見れば、多くの人が安全運転を心がけて、車間距離をとるなどの対処法を取りますよね。

つまり、このアンケート調査にイエスと答えた老人たちも、長年の運転経験や事故を起こしていない現実を、「自分の運転能力が高いからこそ事故を起こさず運転できるんだ!」と幻想を抱いている、怖い人であるとの捉え方も可能となります。

冷静に考えてみると、たまにしか運転しない人ほど安全運転なのに対して、毎日のように運転する人ほど運転が荒い人が多いように感じるのも、まさにコントロール幻想による勘違いが生み出した、自称運転が上手な人であると言っても過言ではありません。

天狗になる人は成長が止まるといいますが、まさしくこれが良い例ですね。

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