逆に素直じゃない人は、自分の間違いを認めることができないだけでなく、相手の気持ちを素直に受け入れることができなかったり、自分に正直になれない人なため、どうしても面倒な性格であると思われやすく、鬱陶しい性格の人だと思われやすい欠点が見られます。
レベルが高い人は、素直に相手の行動に感謝できたり、ありがとうの一言を口にすることができるのに対して、レベルが低い人は感謝することなく、「でも」とか「だって」などの言葉を使うことで、相手を素直に評価することができません。
好奇心があるか無関心か
好奇心がある人は「なぜ?」に対して答えを見つけ出したり、いつも前向きで仕事に取り組むことができる、新しいことにチャレンジする度胸を持っているなど、自分を成長させることに繋がることが多く、好奇心旺盛だからこそリスクに立ち向かうことができます。
一方で無関心な人の場合は、「相手にどう思われようがどうでもいい」とか、「成長することに興味がない」などの考えをしてしまうために、仕事で大きな失敗をしても開き直ったり、人への興味も薄いので相手のために行動することは、何の意味もないなどと思えてしまいます。
実際に、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジの講師ソフィー・フォン・シュトゥムの研究によると、社会的成功や地位が高い人になるためには、知的好奇心が高いことが必要だとの研究結果が出ていて、好奇心が低ければ自分に投資するための動機づけにならないことからも、低収入な人ほど好奇心が低いそうです。
レベルが高い人になるためには、好奇心を高くすることが重要で、インターネットは使い方を間違えると好奇心を失ってしまうアイテムであるために、今の若者の多くが好奇心が低くて無関心になるかもしれないことが、社会問題に発展するとも述べています。
win-winであるか一方的な利益であるか
レベルが高い人は人生経験が豊富であったり、実力者であるために、相手にも自分にも利益となるwin-winの関係を作ることができたり、またはそうした話を持ち出すことができます。
レベルが低い人の場合は、こうした話をすることすら難しいことに加えて、どうしても自分だけの利益を優先してしまうために、利己的だと評価されたり、自己中心的で損得勘定が強いなどと、悪い評価をつけられがちです。
互いに利益となる話ができる人は、多くの人から知識豊富で頼れる人だなどと評価されるのに対して、一方的な利益ばかりを追い求める人は、人徳がない他人を利用する人だと思われることに繋がりやすいです。
自分の中での正義を守るか破るか
自分の中での正義は誰でも持っていて、人によって基準は様々でありますが、こうした自分の中の正義を平気で破る人は、「どんなことをしてでも稼げればそれで良し」という考えに繋がり、マナー違反であろうが順番を抜かすことで自分が得すれば良いと考える人は、この代表例です。
まさにレベルが低い人とも言え、民度が低いとも言い換えることができそうですが、レベルが高い人は自分の中の正義をきちんと守り、目の前の利益に目が眩まない人です。
日本人は小さな頃から集団行動の重要さを学び、集団行動でしてはいけない行動をきちんと身につけているはずですが、レベルが低い人は自分が楽をするために現場に足を運ばなかったり、楽をして利益を得ようとするために、周りの標的となりやすかったりします。
また、「このラインだけは絶対の超えない」という意思を持つ人は、周りに流されない強い意思を持った人でもあるため、ダメなことはダメときちんと言えたり、自分を貫き通すことができる、意思の強い人が多いのも特徴的です。
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ベクトルを内側に向けるか外側に向けるか
ベクトルとは方向や進路のことで、ベクトルを自分の方向に向けることができる人は、しっかりと責任を感じて仕事に取り組むことができたり、何事も自責思考ができるために、他人のせいにしたり、楽な道を選択しようとすることはありません。
逆にベクトルが外に向いてる人は、責任や原因を相手の方向に矢印を向けてしまうわけですから、何でも他人のせいにして楽な道を選んだり、すぐ逃げてしまう性格となってしまうのです。
これはキャバクラなどで例えると分かりやすく、売れるキャバクラは「売れない理由は自分に原因がある」と、自分の実力不足と真っ正面から立ち向かうことができる一方で、売れないキャバクラは「最低賃金が保証されるし、指名されなくても問題ない」と、自分が売れないことを正当化してしまうのです。
レベルが低いとは成長しない人のことであるため、常にベクトルを内側に向けることができる人ほど、レベルが高い人になりやすいことも納得です。
目標が明確か無計画か
きちんとした目標を持ってそれに全力疾走ができる人は、目標を達成するまでに襲いかかる様々な問題を乗り越え、そうした経験からどんどんと自信がついたり、実力をつけることができるため、レベルが高い人になりやすいです。
逆に無計画であったり目標がない人は、今が楽しければそれでいい人であるため、今はよくとも将来的に生活に困ってしまったり、いい職が決まらないなど、なかなか私生活でも変化を見せることはありません。
本気でプロ野球選手を目指す人か、適当に野球をして過ごしている人かを比べてみても、本気でプロ野球を目指す人は自分にも厳しく、様々な苦労と困難を超えなければならないことは、誰にでも想像できることでしょう。
何か一つに夢中で目標を持ったり、それに向かって本気で立ち向かうことができる人は、自然とレベルが高いと評価される能力を身につけ、それが自信にも繋がりやすいのです。
楽な道を選ぶか辛い道を選ぶか
レベルが低い人は常に楽な道ばかりを選択してしまうために、小さな労力で大きな利益を得ようとしたり、楽な道を選ぶことで抜け出せなくなり、無職でい続ける人もいるほどです。
基本的に楽な道ばかりを選ぶ人は、他人の力で自分をどうにかしてもらおうとする気持ちが強く、ヒモ男やヒモ女、不正な生活保護を受けている人など、辛い道を選択しないことで楽ばかりしようとします。
人は面白いことに、一度楽を覚えるとそちらばかりを優先して、辛い道を選択しにくい心理が働きやすく、楽な道ばかりを歩むことは成長を止めてしまう原因そのものです。
もちろん厳しい道を行けとか、現実逃避をするなどと言うつもりはありませんが、辛い道を選択したからこそリスクが伴い、その代わりに大きな成長や経済力を手にすることができるのです。