えこひいきする人の心理とは?上司ほどしやすい理由

会社でも同じく、会社のことを考える人は部下を育てる思考に繋がり、自分が所属する部署しか考えない人は、自分がお気に入りの存在のみを優遇することで、自分が働きやすい環境を作ろうとします。

視野が狭い人と広い人の大きな違いは、「我が部署」を作ろうとする人か、「我が社」を作ろうとするかの違いにあり、我が部署を作ろうとしてしまう人は、どうしても特定の人を贔屓することで、限られた内集団を作ってしまうことになります。

 

0か100で物事を考える人

「二分法的思考」と心理にて説明しましたが、こうした考えをする人は「白か黒か」で物事をはっきりとさせるので、何事も0か100かで評価をした結果が、えこひいきに繋がります。

何でも極端に考えてしまうということは、こいつは「敵」か「味方」をはっきりと分ける考えに繋がり、味方にだけえこひいきをする結果を招きます。

このタイプは何事もはっきりさせないと気が済まず、中には差別主義者であったり、フェミニストとなってしまう人もいて、極論ばかりを出してしまう頭でっかちな人が多くなります。

フェミニストとは、女権拡張論者のことで「男」「女」という極端な考えをすることで、「これだから男は…」とか、「女は皆善人である」などの極端な考えしかできない人のことです。

 

損得勘定で物事を考える人

何事も損得で物事を捉える人は、権力者に媚びたり、実力者に媚びることで自分をアピールする一方で、自分にとっては利益とならないと判断した人は、冷たい扱いになることも珍しくありません。

このタイプは打算的な性格であるため、常に物事を計算して人付き合いをしていき、自分にとって小さな労力で大きな利益を得れそうな人がいれば、えこひいきすることで好意的に思われようとするのです。

ここでポイントとなるのが、頭がキレる打算的な人はあからさまなえこひいきはせず、視野が狭くて頭がキレない人ほど、バレバレのえこひいきをしてしまうことです。

視野が狭くて頭がキレない人は、今のことだけに夢中で先のことを考えていないために、「今が良ければそれで良し!」主義でえこひいきした結果が、自分自身に大きなアダとなって返ってくることも。

 

えこひいきされる人の特徴は?

美人/イケメンである人

えこひいきされるとは、「特別扱いされる人のこと」であるため、周りから嫉妬されたり羨ましい存在だと思われる人です。

美人やイケメンほどえこひいきされる理由は、「人は見た目の評価が高いほど、他の部分でも同じく高く評価されやすい」ことにあり、成績や仕事、面接などのあらゆる部分で顔の評価が高い人ほど、同じく高く評価されやすいことがわかっています。

例えば、不細工とイケメンが全く同じ量の仕事を同じ時間で終わらせたとしても、イケメンの方が仕事ができる人だとのイメージを持たれやすく、イケメンや美人に対して「きっと中身も立派な人なんだろう」と思ってしまうのは、人が勘違いしやすいことの1つです。

これは美人やイケメン芸能人を例に挙げると分かりやすく、こうした人に対するイメージがネガティブではなく、ポジティブなものばかりであることが良い例です。

また、美人やイケメンは異性からの対応も優しくなったり、一目惚れされることも多くなることから、異性として高く評価されたことが、様々な場面でえこひいきされることに繋がるのです。

 

プライベートの付き合いができる人

学校や職場だけに限らず、プライベートな付き合いができる人もえこひいきされやすく、視野が狭い上司であればプライベートな付き合いをすることで、「上司を理解できる良い部下」と判断され、お気に入りの存在となることができます。

「自分はイケメンや美人ではない…」と思う人は、ぜひ使うべき対処法とも言え、上司の愚痴や仲間の愚痴の聞き役となるだけでも、相手にとっては「自分の理解者となってくれる存在」となることで、特別扱いされる立場をつかみとることができるのです。

「自分のことをわかってくれる貴重な存在」に対して、あなたも同じくえこひいきをしてしまうように、相手も同じような心理状態となることを期待し、プライベートの付き合いを増やしてみることも、自分が優位な位置に立つ効果的な方法です。

 

上手く権力者に媚びる人

社会に出ると媚びることの必要性や、なぜ上司にゴマをする必要があるのかを、痛感する人も多いことでしょう。

上手に権力者に媚びることができる人は、自己提示の「取り入れ」をすることで、相手にとって好意的で敵ではないことを示し、自分の居場所を確保することができます。

もちろんバレバレの演技は、さすがに相手も気づいてしまうので逆効果となることもありますが、ある程度上手に媚びることができる人は、様々な場面でえこひいきの対象となりやすい、とても世渡り上手な人と言えるでしょう。

そもそも人は、どれだけ嫌な気持ちになっても権力には従いやすい傾向にあり、「これから数十年とお世話になる会社」と考えれば、上手に媚びることで自分の居場所を確保することは、決して悪い方法ではありません。

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