「祭りが正直嫌いだわ…」と思う人は案外多く、祭り好きであると言われる日本人でも、苦手意識や好きになれない人はたくさんいます。
“祭り嫌いな人の意見”を聞くことで、祭りが良いことばかりではない理由や、アンチの声を知ることができるでしょう。
また、性格傾向や好きな人との考え方の違いも知ることで、祭り嫌いになることが、決して珍しいことではない理由も知ることができます。
祭り嫌いな人の意見
人混みが非常に迷惑
少し大きな祭りになると、必ずと言ってもいいほど人混みができることに加えて、こうした人々は祭りを楽しんでいることもあってか、マナーに対しての意識が著しく低下します。
すると仕事終わりの人からすれば、家に帰るまでに無駄なエネルギーをたくさん使ったり、自転車や徒歩組からしても、マナーが悪い歩行者で溢れかえることは、ストレスを溜める結果を招きます。
人生において一度きりであればまだしも、地元で祭りが開催されることによって、毎年こうした被害を受ける側からすれば、祭りを好きになることはできずに、やがて悪い部分ばかりが見えてしまう心理状況となることで、祭り嫌いな気持ちがどんどんと膨れ上がっていくのです。
祭りに参加しない地元組からすれば、鬱陶しいイベントこそが祭りなのです。
通行止が鬱陶しい
大きな祭りともなれば、普段は封鎖することは無いであろう大きな道路でさえも通行止となったり、渋滞ができる原因そのものであるため、祭りに興味がない人からすればイラっとする瞬間であります。
祭り好きな人も、全く興味のないイベントが開催されることで、通行止や人混みができる経験をすれば、おそらく多くの人がイラっとしてしまい、中にはツイッター等のSNSで呟く人もいることでしょう。
祭り嫌いな人はこれと全く同じような状況で、家に帰るまでの最短ルートを塞がれてしまった挙句、遠道ルートで渋滞を経験することになります。
先ほども言いましたが、興味のないイベントで自分が体験するとなれば、鬱陶しいと思う気持ちも理解できるのではないでしょうか。
ヤンキーがはしゃぐ
祭りといえば、昔からヤンキーや運動部がはしゃぐイベントであって、他の地域の中学生と喧嘩になったり、群れることでイキがる人が大量発生するイベントでもあります。
こうした人が嫌いな人からすれば、祭りに参加することは嫌いな人との遭遇でもあるため、祭りは楽しいであろうというイメージさえ作ることができません。
また、いじめっ子がはしゃぐイベントでもあるため、いじめられっ子からすれば、祭りに行くことは地獄を見ることにも繋がりかねないので、祭り嫌いな人の中には、祭り好きな人の中に嫌いな人が多いことも、よく耳にする意見です。
ゴミと騒音被害
祭りが終わった後の道路を見ると、ゴミがそこら中に捨てられていたり、食べ物が散らかっているなど、非常に街が汚れてしまったり、異臭がすることも祭りのデメリットです。
また、お酒が入ることで調子に乗る人が増えたり、群れることで調子に乗る人が増えることは、騒音被害が増えることを意味するため、近隣の住宅の人はもの凄く被害を被る形となります。
もちろん、青年団等が祭りが終わった後に綺麗に掃除することも承知の上ですが、それでも静かな生活を送れなかったり、嫌な匂いが町中を充満することは、年々祭り嫌いになって行く理由の1つとなります。
悪影響が大きい
親になってから祭りを嫌う人もいて、こうした人は自分の子供がイベントごとに参加したり、青年団に参加することでの悪影響を嫌っていて、未成年がお酒を口にすることや、大人の店に連れて行ってもらうなどの悪影響があることも、決して嘘の話ではありません。
親でなくとも、先輩にお酒を強要されたり、タバコを強要される経験があった人は、祭り嫌いになってしまう瞬間でもあります。
つい羽目を外しがちな祭りだけに、調子に乗ることで事件へと発展したり、悪こそが正しいという思考になりやすいことが、親目線からすれば迷惑そのもので、自分の子供に悪影響が多い祭りを、どうしても好きにはなれません。
祭り嫌い=陰キャの風潮
一部の人間には、祭り嫌い=陰キャラであるという考えが根強く残っていて、祭りに参加できないのは陰キャラであるからだとか、楽しめないのは陰キャラが嫉妬しているからだなどと、自分の考えを正当化することが嫌いで、祭り嫌いになる人もいます。