国立を受けるメリットとしては、万が一受かると学校側の評判が上がりやすいことや、家庭にとっても金銭的ダメージが少ないこともあるでしょうが、とにかく国立を受けておけと考えるのは、自称進学校ならではの考えとなります。
例えば、「国立合格数〇〇人」といったキャッチフレーズを目にしたことがあるかと思いますが、これは内容よりも国立ブランドを売りにしている証拠であって、中身よりも見た目を重視している証拠です。
国立は金銭面ではかなり助かるのは事実ですが、生徒の要望よりも学校方針を重視することで偏差値の低い国立押しをすることは、本当に生徒のためになっているとは考えにくいのです。
宿題や課題が多い
宿題や課題が何かと多いことに加えて、補修が多いことも自称進学校にありがちな特徴であって、「宿題+課題+補修」の3つが整っていれば、生徒は優秀になるかのような考えをするのも、自称進学校に見られる傾向です。
酷い学校では夏休みを一週間も早めることに加えて、補修で多くの時間を取られることになるため、結果的に夏休みを十分に楽しむことができなかったり、そもそも夏休みと言えないレベルの時間を過ごすことも。
進学校も宿題や課題は当然出てきますが、自称進学校と比べると比較的マシであったり、そもそも宿題を軽く終わらせる能力を持っている人が集まっているので、こうした部分でも大きな違いは出てきます。
また、進学校は授業等の束縛時間が短いこともあって、全く同じ量でも時間に余裕ができやすかったり、自分のための時間に多くの投資ができることも、学校生活においては何気に大きなメリットとなることでしょう。
有名大学とは疎遠
自称進学校は国立至上主義であるのに対して、早稲田や慶応といった有名大学に進学できるのは本当にごく僅かであったり、とても進学校とは言えない程度の人数であることが一番の特徴となります。
こうした現実がある一方で、学校側からは名門校を進められることもあれば、興味がないのにパンフレットを配布されることもあるなど、学校側と生徒の気持ちが食い違うことはしばし見られます。
過去を見ていても、誰もが憧れるような大学に行けた人はごく僅かであるのに対して、いかにもそこを目指せるかのような指導をしていくことは、何かと生徒を困らせてしまいます。
東大ともなればもう雲の上の存在で、本当の進学校と言われない一番の原因はここにあります。
自称進学校あるある
合格=先生の手柄
自称進学校は先生側の手柄が大きく、生徒が努力の上で受験に受かったとの事実があるのに反して、「手柄は先生のおかげだ」が当たり前です。
こうした先生がよいしょされていくことで、どんどんと調子にのる要因となり、教師の権力が強い自称進学校では暴走することも珍しくありません。
大学で伸び悩む
自称進学校は進学実績で合格させることも多いため、大学進学後に本当に自分がやりたいことが見つからなかったり、そもそも大学に行きがいを感じないことから、大学で伸び悩む生徒が目立ちます。
自称進学校は先生が「ここに入れ!」と半強制的に勧めてくることもあって、目的もなく入った大学でやりがいを見つけれずに、無駄な時間を過ごすことになりがちです。
国立を受けとけ
とにかく国立を受ける必要があると言っても過言ではないほど、自称進学校は国立を受けないとうるさいです。
もしも先生に「複数の私立に絞りました!」なんて報告すると、「だめだ!国立も一つくらい受けておけ」と助言されるなど、国立を受けないとうるさいのもあるあるです。
夏の講習地獄
夏期講習で夏休みが潰れたり、宿題や補修地獄で計画が全て潰れるのも自称進学校あるあるで、進学校に追い付け追い越せと頑張るものの、なかなか差が縮まらないこともあるあるです。
それもそのはずで、学校や塾でただ多くの勉強をするだけで非効率ですし、学校の補修なんて無意味だと言えるほど無駄な時間が多いからです。
テストが大好き
自称進学校はとにかくテストが大好きで、月に一度はテストが実施されるほどテストの数が多いわけですが、これも何の意味があるのかはさっぱり分かりません。
学校のテストが良ければ名門大学へ行けるわけでもないですし、所詮は自称進学校の中ではテストが上位であるだけなので、ほとんどの生徒にとっては邪魔な存在と感じてしまいがちです。
模試が大好き
模試を受ける回数が半端なく多いのも自称進学校で、一ヶ月の間に数回受けさせられることもあるほど、とにかく数にこだわります。
一度の質より数を重視することによって、学校側は問題解決や良い方向に進めたと思い込みたいのでしょうが、数が多ければいいなんて真っ赤な嘘です。
学習時間の報告
一週間単位や一日単位の勉強時間を報告するのもあるあるで、プライベートを先生に監視されている感じがするほど、とにかく勉強勉強とうるさいのも自称進学校です。
そもそも学習時間が本当であるかも分かりませんし、サボると口うるさく怒られることが分かっているため、生徒側も上手くかわすスキルが上達していきます。
合格体験談の不思議
生徒のモチベーションを上げる狙いもあってか、学校では合格体験談を配られたり壁に貼られることがあって、これには多くの自称進学校生徒が頭を悩ませます。
理由は簡単で、難関大学で合格率が非常に低い人の体験談ばかりなので、「そもそもうちの学校からほとんど行けないじゃん…」とツッコミを入れたくなる気持ちは痛いほど分かります。
無駄に詳しい
そもそも受験する生徒がほとんどいなかったり、過去5年間で誰も受けていないのに名門大学の知識だけは無駄に詳しいのもあるあるです。
本来は受験するのと同じレベルの学校を知らなきゃいけないのに、意味のない学校ばかり詳しくなってしまうのも自称進学校にはつきものです。
地元ではヒーロー
自称進学校に通っていない人からすれば、「〇〇高校行ってるんでしょ?凄いね!」と褒められたり、「凄い大学受かるんだろうな」と思われがちです。
自称進学校の実態を知らない人からすれば、こうした学校に通うことは凄いことですし、もの凄く勉強ができる人だと思われやすいです。
時代に逆行したルール
自称進学校の校則はドン引きするほど厳しくて、例えば「靴下はこれ以上の長さが必要」とか「靴下の色はこれはダメ」など、意味のわからないルールがてんこ盛りです。