買い物好きの心理【中毒性がある?ヤバい症状と対処法】

買い物も同じく、VIP扱いされることで満たすことのできない欲求を解消できたり、高級なお店に入ることでも同じ効果が期待できるため、不安な気持ちを軽減したり忘れることに結びつくと考えられます。

消費者心理を特集した学術誌「the Journal of Consumer Psychology」には、買い物をすることで一時的な不幸感を和らげることはできるかもしれないが、それは長続きしないと説明しています。

また学術誌には、最も大事なことは、不幸感の要因となっている問題に目を背けてばかりでは、いつまでたっても問題は解決しないと伝えています。

 

見て楽しむことも買い物の醍醐味

こちらは特に女性に当てはまりやすい心理であり、女性は結果だけにとどまらず、そこまでの過程も大事にする性質が特徴的でありますが、買い物をする時にも、それまでの過程を楽しむことができます。

例えば、自分の部屋にあった小物を見つける際にも、小物コーナー以外にも様々な場所を回ってしまうことで、男性がくたびれてしまう場面をよく目にしますが、これは小物以外にも様々な物を見て楽しむことができる女性と、そうでない男性の大きな違いです。

買い物好きな人は、買い物をする過程をもしっかりと楽しむことができており、目的とは違うお店に入ることでも、自分に似合うかどうかを想像したり、どんな部屋ができるのかを想像することで、楽しむことができます。

さらに女性は、自分にとって一番良いものを選ぶ能力に長けているために、目的とは違うお店に入ったとしても、どれが自分に一番似合うのかをしっかりと見極めることで、買い物の楽しみを見いだすことが得意なのです。

買い物好きな人を思い出してみても、おそらく目標とは関係のない場所を長々とうろついたり、一つの物を買うのにたくさんの時間をかけて、自分にとって一番価値のある物を選ぼうとしているのではないでしょうか。

これも買い物の醍醐味の1つであり、買い物好きな人にとってゆっくりと買い物をすることは、最高に楽しむための方法でもあるはずです。

特にネット販売ともなれば、誰にも邪魔されない自宅でゆっくりと品物定めができたり、ベットで寝ながら商品を見るといった楽しみ方もできるため、買い物好きにはうってつけの楽しみ方ともなることでしょう。

 

買い物好きと依存症の違いとは?

嫌悪感に陥るかどうか

買い物依存症の人は、たくさんの買い物をした後に「また衝動買いしてしまった…」と後悔したり、少しの買い物でも「無駄遣いをしてしまった…」と後悔してしまうことが多く、買い物を止めれない自分に対して嫌悪感を覚えてしまいます。

買い物好きな人の場合は、こうした後悔よりも買い物をしたことによるメリットを感じることができ、満足感や優越感に浸ることができる一方で、買い物依存症は自己嫌悪に陥った結果、自分にネガティブなレッテルを貼ってしまう人です。

例えば、以下のような負の連鎖に陥っている人は、買い物依存症である可能性が高くなります。

買い物をしたことにより後悔してしまう→自分が嫌いになり、ネガティブ思考になる→不安な気持ちを相手に相談する→相手に嫌われたのではないかと、また不安になる→買い物で不安を払拭しようとする

これはまさに買い物を止めれない負の連鎖にあり、不安の正体をはっきりとさせていないことで、買い物をすることによる快感や高揚感に逃げてしまった結果、またまた買い物を止めれない自分を嫌いになってしまうのです。

さらに自己嫌悪が強くなるほど、劣等感が強くなっていくために、今あるものが見えなくなってしまうことに加えて、他人の優れた部分ばかりが見えていくようになります。

つまり、買い物を続けることで自分は幸せになれると思うのは間違いにあり、買い物依存症の人は買い物をすることで、自己嫌悪に陥りネガティブ感情が強くなる一方なので、実は買い物が自分自身を苦しめる原因となってしまうのです。

あなたも買い物好きであるにもかかわらず、買い物によって苦しめられているのであれば、買い物依存症である現実を受け止める必要が出てきます。

 

借金をしてまで買い物するかどうか

これは私が言うまでもなく、多くの人が買い物依存症であると判断できる症状であったり、ヤバイと思える症状ですよね。

借金といっても、カードローンや消費者金融にお金を借りることだけに限らず、友人への貸し借りや嘘をついてお金を借りてしまうのも、買い物依存症の症状となることを覚えておきましょう。

さらに、使ってはいけないお金を使ってしまうのも、同じく買い物依存症の症状となり、生活費をも買い物につぎ込んでしまった経験がある人は、深刻に受け止める必要があります。

もう1つ、お金の貸し借りに見覚えがない人であっても、ポイントカードをたくさん持っていたり、ポイントカードを貯めるのが楽しみで仕方がない人も、依存症に陥りやすい人であるため、しっかりと意識しておくことが大切です。

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