えこひいきする人の心理とは?上司ほどしやすい理由

「あ〜もう!なんで自分の肩を持ってくれないのか…」と、一方のみの肩を持たれることで、自分は損する立場であると感じることは、決して珍しいことではありません。

そもそも、えこひいきされやすい人には共通点があり、こうした人はどんな環境であっても得することが多いと考えることができます。

上司がついえこひいきしてしまう理由や、実験結果から読み解くえこひいきされやすい人の特徴を知ることで、世の中にえこひいきが無くならない理由も明確になることでしょう。

えこひいきする人の心理とは?

敵か味方で判断している

えこひいきの意味とは、「自分の気にいっている者や,関係のある者だけの肩をもつこと。」でありますが、こうした人の心理には、「自分にとって敵なのか?それとも味方なのか?」で判断することで、一方のみの肩を持つ要因となってしまいます。

「こいつは敵になる存在である!」と判断されることは、自分にとっては都合が悪いことになるわけですから、一方の味方となる存在の肩を持つことに対して、一方の敵となる存在には肩を持たない心理現象が起こった結果が、えこひいきとなるわけです。

こうした考えを「二分法的思考」と呼び、敵か味方かの二択で考えることで、味方に対しては甘く評価するものの、敵に対しては厳しく評価することで、不公平な世の中ができてしまいます。

これはオリンピックを例に挙げると分かりやすく、日本人であればほとんどの方が日本を応援し、贔屓目で見てしまうかと思いますが、何とも言えない微妙な判定が下されると、多くの日本国民が疑問を投げかけた結果、えこひいきとも取れる評価をする人がたくさん現れます。

これも、自分たちが所属する集団(日本)に対する評価が甘くなり、自分たちが所属していない集団(外国)の評価が厳しくなってしまっている瞬間です。

人は誰しも自分が所属する集団には甘くなりがちですが、ライバルとなる集団に立ち向かう時には、敵となる存在と認知することで特定の人を贔屓してしまうものです。

故に、人は誰しもえこひいきしてしまう性質を持つと言い換えることもでき、プライベートで飲み仲間などの、自分にとって味方となってくれる存在であるほど、上司や権力者に特別扱いされやすくなります。

 

自己評価を高める/守るため

えこひいきは時として自己評価を高めるために使われることもあり、例えば見た目がとても綺麗な人に対して贔屓する場合は、「恋心が隠れている」などの可能性が考えられますが、これも立派なえこひいきです。

上記のケースでは、美人を横につけることは自分の評価が上がる効果が期待でき、美人を横につけることは、男性の場合は「自分が有能である」ことの証明となったり、女性の場合は「自分たちのグループはイケてる存在だ」と証明することができ、自分の気に入った人物のみの肩を持つことになります。

一方で、逆の効果を持つ見た目の人が現れると、えこひいきすることで美人を特別扱いし、それ以外の人を排除することは、自分の評価を守ることにも繋がります。

これを分かりやすく言い換えれば、学校や職場でもいじめに遭う人は「仲間外れ」にされているわけですが、こうした人に救いの手を差し伸べることは、いじめる側からすれば敵とみなされたり、自分がいじめの対象となってしまうことも十分に考えられます。

その結果、自分の評価を落とさないためにも、いじめる側ばかりを手助けしてしまい、自分がいじめっ子となってしまうことも、この世でよく見られる悲しい現実です。

 

☑️上司ほどしやすい理由とは?

上司ほどしやすい理由はとても簡単で、「単縦な上司」ほどえこひいきしやすく、そもそもえこひいきする理由が、「飲み仲間である」「褒めてくれる」などの単純な理由から、「こいつは味方である」との捉え方をすることにあります。

「あいつは俺のことを分かっていて、実力も認めている」部下であるか、「あいつは俺のことを分かってないし、実力をまだまだ知らない」部下を比べると、単純に味方になってくれるのは前者であるのに対して、敵になるのは後者であるために、こうした上司ほどえこひいきが多くなります。

また、上司の立場となれば既婚者であったり、若い頃のようにチヤホヤされない年齢であることも関係しており、「家族が全く褒めてくれない環境」であったり、「チヤホヤされたい気持ちが強い人」ほど、媚びる部下に対して心を開きやすく、好意を抱きやすくなります。

その結果、いつも褒めてくれる部下だけをえこひいきすることになり、上司の心の拠り所となっていることも。

もう1つ、ポジティブな理由であれば「部下によって対応を変えている」可能性もあり、その人によって最も適切だと判断した対応が、部下たちにとってはえこひいきに感じているのかもしれません。

人の性格はそれぞれであるので、褒めて伸びる人もいれば、厳しく伸びる人もいるので、こうした育て方の違いがえこひいきを生むこともあるため、上司ほどえこひいきが見られやすくなるわけです。

 

えこひいきする人の特徴は?

視野が狭い人

会社でも学校でも、視野が狭い人ほどえこひいきしやすく、自分がいつも遊ぶグループや所属する部署など、本来であれば小さな世界であるはずが、いかにもそこが全てだと思い込んでいる人ほど、えこひいきの心理が働きやすいです。

例えば運動会であれば、視野が広い人の場合は「クラス一丸となって頑張ろう!」となるのが、視野が狭い人の場合は「俺たち(いつも遊ぶグループ)で頑張ろう!」となってしまった結果、視野が狭い人は自分の仲良しグループのみを手助けしたり、高く評価することになりがちです。

会社でも同じく、会社のことを考える人は部下を育てる思考に繋がり、自分が所属する部署しか考えない人は、自分がお気に入りの存在のみを優遇することで、自分が働きやすい環境を作ろうとします。

視野が狭い人と広い人の大きな違いは、「我が部署」を作ろうとする人か、「我が社」を作ろうとするかの違いにあり、我が部署を作ろうとしてしまう人は、どうしても特定の人を贔屓することで、限られた内集団を作ってしまうことになります。

 

0か100で物事を考える人

「二分法的思考」と心理にて説明しましたが、こうした考えをする人は「白か黒か」で物事をはっきりとさせるので、何事も0か100かで評価をした結果が、えこひいきに繋がります。

何でも極端に考えてしまうということは、こいつは「敵」か「味方」をはっきりと分ける考えに繋がり、味方にだけえこひいきをする結果を招きます。

このタイプは何事もはっきりさせないと気が済まず、中には差別主義者であったり、フェミニストとなってしまう人もいて、極論ばかりを出してしまう頭でっかちな人が多くなります。

フェミニストとは、女権拡張論者のことで「男」「女」という極端な考えをすることで、「これだから男は…」とか、「女は皆善人である」などの極端な考えしかできない人のことです。

 

損得勘定で物事を考える人

何事も損得で物事を捉える人は、権力者に媚びたり、実力者に媚びることで自分をアピールする一方で、自分にとっては利益とならないと判断した人は、冷たい扱いになることも珍しくありません。

このタイプは打算的な性格であるため、常に物事を計算して人付き合いをしていき、自分にとって小さな労力で大きな利益を得れそうな人がいれば、えこひいきすることで好意的に思われようとするのです。

ここでポイントとなるのが、頭がキレる打算的な人はあからさまなえこひいきはせず、視野が狭くて頭がキレない人ほど、バレバレのえこひいきをしてしまうことです。

視野が狭くて頭がキレない人は、今のことだけに夢中で先のことを考えていないために、「今が良ければそれで良し!」主義でえこひいきした結果が、自分自身に大きなアダとなって返ってくることも。

 

えこひいきされる人の特徴は?

美人/イケメンである人

えこひいきされるとは、「特別扱いされる人のこと」であるため、周りから嫉妬されたり羨ましい存在だと思われる人です。

美人やイケメンほどえこひいきされる理由は、「人は見た目の評価が高いほど、他の部分でも同じく高く評価されやすい」ことにあり、成績や仕事、面接などのあらゆる部分で顔の評価が高い人ほど、同じく高く評価されやすいことがわかっています。

例えば、不細工とイケメンが全く同じ量の仕事を同じ時間で終わらせたとしても、イケメンの方が仕事ができる人だとのイメージを持たれやすく、イケメンや美人に対して「きっと中身も立派な人なんだろう」と思ってしまうのは、人が勘違いしやすいことの1つです。

これは美人やイケメン芸能人を例に挙げると分かりやすく、こうした人に対するイメージがネガティブではなく、ポジティブなものばかりであることが良い例です。

また、美人やイケメンは異性からの対応も優しくなったり、一目惚れされることも多くなることから、異性として高く評価されたことが、様々な場面でえこひいきされることに繋がるのです。

 

プライベートの付き合いができる人

学校や職場だけに限らず、プライベートな付き合いができる人もえこひいきされやすく、視野が狭い上司であればプライベートな付き合いをすることで、「上司を理解できる良い部下」と判断され、お気に入りの存在となることができます。

「自分はイケメンや美人ではない…」と思う人は、ぜひ使うべき対処法とも言え、上司の愚痴や仲間の愚痴の聞き役となるだけでも、相手にとっては「自分の理解者となってくれる存在」となることで、特別扱いされる立場をつかみとることができるのです。

「自分のことをわかってくれる貴重な存在」に対して、あなたも同じくえこひいきをしてしまうように、相手も同じような心理状態となることを期待し、プライベートの付き合いを増やしてみることも、自分が優位な位置に立つ効果的な方法です。

 

上手く権力者に媚びる人

社会に出ると媚びることの必要性や、なぜ上司にゴマをする必要があるのかを、痛感する人も多いことでしょう。

上手に権力者に媚びることができる人は、自己提示の「取り入れ」をすることで、相手にとって好意的で敵ではないことを示し、自分の居場所を確保することができます。

もちろんバレバレの演技は、さすがに相手も気づいてしまうので逆効果となることもありますが、ある程度上手に媚びることができる人は、様々な場面でえこひいきの対象となりやすい、とても世渡り上手な人と言えるでしょう。

そもそも人は、どれだけ嫌な気持ちになっても権力には従いやすい傾向にあり、「これから数十年とお世話になる会社」と考えれば、上手に媚びることで自分の居場所を確保することは、決して悪い方法ではありません。

 

最も簡単な対処法を厳選紹介

適度なゴマすりを意識する

えこひいきする人に対して、「止めさせる」ことは難しく、むしろ「自分も特別扱いされる」ことを目指した方が、簡単で合理的な判断であることは間違いありません。

上司や友達に対して「えこひいきは止めろ!」なんて言えませんし、言ったところで相手に嫌われてしまったり、態度を改めるなんてことは考えずらいからです。

そんなことよりも、自分が適度にゴマすりをすることで、相手に気に入ってもらうことの方がよっぽど簡単ですし、こちらの方があなたにも相手にもメリットのある方法となるので、とてもおすすめの対処法となります。

コツとしては、無理におだてる必要は全く無く、上司が夫婦喧嘩をしたのであればそっと話を聞いてあげたり、朝の挨拶でニコッと笑顔で挨拶する、時には自らプライベートな話をしてみるなどでいいので、定期的にゴマをすることを心がけるだけでも、あなたのイメージはガラリと変わるはずです。

難しいことは考えず、気が向いた時でいいのでゴマをすることで、損する立場に回ることもなく、嫌われるリスクなども回避できます。

 

あなたから好意を示す

好意の返報性が示すように、あなたから相手に好意的な態度で接することは、相手も同じく好意的な態度を見せることに繋がり、逆に嫌悪的な態度で接することは、同じく嫌悪的な態度を示すことになります。

プライベートの付き合いでもお伝えしたように、プライベートな付き合いを望むことは好意がある証拠ですし、プライベートな情報を相手に伝えることも、相手が自分を好意的に思っていると思わせる要因です。

例えば、好きな人とデートする時や会話する時には、まず自ら自己紹介などのプライベートな情報を相手に伝えることで、自分も相手のプライベートな情報を得ようとしますが、こうした互いの様々なプライベートな情報を知ることも、好意的に思われるコツの1つです。

えこひいきにて損する立場となりたくない、またはえこひいきされる存在となりたいのであれば、まずはあなたから好意を示すことです。

贔屓される大抵の人は、その人物に対してニコッと対応できる人であったり、自ら助けを求めにいけるような人物であるはずなので、あなたも贔屓目に見られたい相手に対して、好意的な態度で接することを心がけましょう。

 

あなた自身が視野を広く持つ

視野が狭い人ほどえこひいきしやすいと述べましたが、逆にあなた自身が広い視野を持つことで、えこひいきする人物を意識しなくなったり、自ずと人付き合いが広くなることはよくあることです。

学校や職場であっても、「別にこの人が全てじゃない」とか「ここの部署が全てじゃない」ことに気づくことで、そこに媚びる必要がないことに気づくかもしれません。

もちろん、権力者を全く相手にしないことは、仲間外れなどのリスクが上がってしまうこともあるので、そこはしっかりと見極めた上で、広い視野を持つ必要があります。

実績や実力でしっかり評価してくれる会社や、あなたのことを本当に大事にしてくれる他のグループがあるとすれば、えこひいきされることを気にする必要もないですし、そこに執着する理由もなくなりますよね。

 

【結論】嫌われないことが大事

いかがだったでしょうか。

いくらえこひいきが気に食わないからといって、相手に嫌われる態度を取り続けたり、いかにも避けていますアピールをすることは、あなたにとって何のメリットももたらしません。

むしろ、えこひいきされる人の技術を盗むくらいの捉え方である方が、あなたの今後の人生や扱いを大きく変えたり、自分の能力を鍛えることにも繋がるはずです。

仕事を全く評価してもらえないとか、いじめの対象となっているのであれば、それは大問題なので現状を変える必要がありますが、多少のえこひいきはどこでもあることなので、贔屓されやすい自分を作っていくことが、人生を上手く生きていくコツとなることを覚えておきましょう。

また、「人畜無害な人の特徴や共通点〜褒め言葉なのか?」もセットで読んでみませんか?

人畜無害とは、「他に何の影響も及ぼさないような、平凡でとりえのない人。」のことですが、こうした人になることのメリットデメリットも知っておきませんか?

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