「何しにカラオケ来たの…」と呆れてしまったり、「盛り上がらねーよ。つまんね。」と、テンションが下がってしまう瞬間といえば、カラオケで歌わない人が出てくる時です。
こうした人の心理には、「はぁ?」とこちらが納得できない本音が隠れていて、「納得できない」と怒りに満ちた気持ちとなる人も出てくることでしょう。
一方で、カラオケで歌わない人にもそれなりの理由があり、強く伝えたい主張があるわけですが、ここではそうした人の声もきちんと届けていきます。
どちらも主張、そして心理もしっかりと頭に入れておくことは、歌わない人に対しても優しくできる要因となるため、きちんと両者の声を知る気持ちを持つことが重要です。
カラオケで歌わない人の心理
恥をかきたくない
歌が下手であったり得意でない人に最も見られる心理であって、「自分が下手なことは恥ずかしいことだ」と思い込むことで、自分の欠点を周りに見せたくない心理が働いています。
同じく歌が下手でも歌う人にとっては、「そんなの誰も気にしないのに…」と思うことでしょうが、本人にとっては恥をかくことに耐えれなかったり、または高すぎるプライドを守り抜くことは、人生を生きるにおいてとっても重要なことなのです。
このタイプに多い特徴としては、「自己愛が強すぎる」「勝ち負けにこだわる性格」の2つであり、自己愛が強い人ほど恥に対しての対応が苦手で、恥を指摘されると逆ギレすることも多々あるため、カラオケで歌うことは大好きな自分が傷ついてしまう、とても危険な場所となり得るのです。
勝ち負けにこだわる人にとっても、歌が下手なことは自分が劣った存在であることをアピールし、周りから見下されるかもしれない瞬間そのものなので、こうした人も自分の勝ち目がない勝負が嫌いで、得意分野のみでイキイキとする傾向が見られます。
人前で歌いたくない
人前では極力歌いたくない心理を持つ人は、過去にカラオケ関連でコンプレックスを抱いてしまったり、目立つことが苦手な恥ずかしがりな性格であるなど、様々な原因が存在しますが、この気持ちを共感しにくいことは、こうした人を生きずらくさせる要因です。
人前で歌いたくない主な理由としては、「注目される恥ずかしさ」と「笑われる怖さ」があり、コンプレックスを抱く人は歌うこと自体に恐怖心を持っていて、自分が歌うことは楽しいと思えることではありません。
多くの人が「音痴だからなのかな?」と問題を安易に考えがちですが、本人たちにとってはかなり深刻な問題であって、人前で歌いたくない気持ちが募りに募ることで、カラオケ自体に嫌悪感を覚えることもあるほどです。
世の中には注目されることで顔が真っ赤になったり、または注目されることであがってしまう人もたくさんいるので、このタイプはカラオケで歌うことも全く同じで、消極的になってしまう瞬間なのです。
歌える曲が少ないor変わってる
歌える曲が少なかったり変わっている人の心理には、「どうせ盛り上がらないだろう」との恐怖心や、「変な人だと思われるかもしれない」などのネガティブ感情も見られ、人前では歌う気になれません。
歌える曲が少ない人の場合、数少ないレパートリーから先に歌われてしまうことや、盛り上がる曲を歌えないことが多くなるため、積極的に歌おうとは思えないのです。
歌える曲が変わっている人の場合、楽しいはずの雰囲気が自分の選曲で白けさせてしまったり、周りから笑われてしまうなどのリスクを抱えるので、こちらも積極的に歌おうとは思えません。
故にこうした人の心理は、「周りに気を使っての歌わない選択」との捉え方もできるため、事情も知らずにノリが悪いなどと決めつけてしまうことは、やってはいけないことであることの証明ともなります。
特定の嫌な人がいる
特定の嫌な人とは、「下手なことを理由にいじってくる人」や、「見下すような笑いをしてくる人」のことであって、こうした人がカラオケにいた時には、歌いたくない気持ちになることは多くの人が共感できるかと思います。
例えば自分が心底嫌いな人がいた時には、狭いカラオケという空間に一緒にいることも嫌だし、一刻も早くその場を立ち去りたい気持ちになりますが、こうした人も全く同じ気持ちを抱えていているのです。
また「特定の嫌な奴がいなければ歌いたかった」とか、「歌わない時間とお金を本当に返して欲しい」と思うほど、カラオケに来たことを後悔する人だっているはずです。
どちらにしても、このタイプの場合はカラオケで歌えるはずなのに歌わない人ですから、その場にいることで大きなストレスを感じていたり、不安を抱えている確率が非常に高いです。
カラオケで歌わない人の特徴
周りの評価に敏感な人
周りの評価に敏感な人は、カラオケが得意でないことを理由に自分が嫌われてしまったり、バカにされることを恐れる性格で、自分が歌っている時の相手の仕草や行動などでも、様々な考え事をしてしまう人です。
例えば、歌っている時に周りがひそひそ話をしていたとすれば、「自分の歌唱力をバカにされているのかも」と思い込むことで、歌うことに対して苦手意識が芽生えてしまうのです。
カラオケでは耳元で話すことは普通のことですし、それほど珍しい行動でもないはずですが、周りの評価に敏感な人はネガティブに物事を捉えることで、どうしても自分に対しての評価だと決めつけてしまいます。
このタイプの悪い一面は、一度思い込むと周りに相談するなどの行為に出てしまうことであって、この相談が周りに広がれば距離を置かれる原因となったり、または自分で自分を責めてしまうことに繋がるので、人間関係のトラブルに発展してしまうことです。
ノリや雰囲気に合わせれない人
カラオケでのノリは基本的には楽しく、みんなでワイワイと楽しく過ごすことが鉄板ですが、その場のノリや雰囲気に合わせることができない、またはそうしたノリが苦手な人も、カラオケで積極的に歌おうとは思えない人です。