ポリプロピレンというとあまりイメージが沸かないかもしれませんが、日本では年間300万トンもの量が消費されています。
家庭の中では食品を包装するためのラップや、ジュースキャップなどが代表的なポリプロピレン製の製品です。
今回はそんなポリプロピレンの特徴と耐熱温度の注意点について、詳しくご紹介したいと思います。
ポリプロピレンの基礎知識
加工しやすく材料も安価なので身近なところにもポリプロピレン製品はたくさんありますし、リサイクルが可能です。
ゴミとして出した後に焼却しても、基本的には有毒ガスを発生しない(燃焼条件次第では有毒ガスは発生)ので地球環境に優しい素材としても注目されています。
シミになりにくい点も
水に浮くほど軽いのに丈夫な事からカーペットや絨毯にも多く使われていますが、汚れがつきにくく、調味料などをこぼしてもすぐに拭き取ればシミになりにくいのもポリプロピレンのメリットです。
繊維の状態で色を練りこむ事ができるので、カーペットなどの使う場合はカラーバリエーションも豊富です。
軽くて強度のある繊維
ポリプロピレンは数多くある繊維の中でももっとも軽い繊維と言われています。
同時に強度にも優れているため非常に便利で、幅広い分野で使える繊維となっています。