定時退社をすることは、海外では当たり前の光景ですが、真面目で働き者と言われる日本人は、定時退社に対して罪悪感といった感情を抱いてしまうことがあります。
では、海外では当たり前の光景が、日本では当たり前ではなく、むしろ定時退社しずらいという心理になってしまうのは、なぜなのでしょうか?
今回の記事ではそんな、定時退社しにくい心理的特徴7選に関して、日本独特の風習などが深く関係しているという事実を、お伝えしていこうと思います。
会社に貢献したい
雇ってもらった恩を感じ、そして会社に少しでも貢献したいという思いを抱ている人は多く、会社に貢献したい一心から、定時退社をすることは会社に迷惑をかけることだ、という勘違いを起こし、定時退社しにくい心理が働いてしまうことがあります。
また、少しでも会社に貢献したいという思いから、定時退社する人を批判してしまう人もいますが、こういった人は、自分の考えを押し付けてしまうタイプによく見られます。
こういった自分の考えを押し付けてしまう人が、社内に多ければ多いほど、定時退社をしにくい環境を作り上げてしまい、それが当たり前の風景になっている可能性が考えられます。
こういった環境は、海外で異常な風景としてよく取り上げられており、過労死をしてしまう日本を異常な目で見る人も、実際には存在しています。
周りの目が気になる
定時退社をすることによって、「悪口を言われないだろうか…」、「周りに異常な目で見られないだろうか…」などといった、周りを気にしすぎるがために、定時退社しにくいという心理が働き、そしてしたくもない残業に取り掛かった結果、うつ病などの病を患わってしまうことは、よくあることです。
周りの目を異常に気にする日本人は、とにかく周りから批判されないようにと、生きるスタイルをとってきました。
今では海外の影響もあり、若者を中心に、自分らしく生きるスタイルが広がっていますが、日本人は、「他人に迷惑をかけてはいけない」という風習の元育ってきていますから、他人の目を気にするのは当たり前であり、他人の目を気にすることで、他人に迷惑をかけていないのかどうかを判断するということをしてきました。
このような子供の頃からの習慣が、定時退社しにくい心理に強く結びついていると考えることができます。
仲間外れが怖い
特に日本人は仲間外れにされることに恐怖心を抱いており、これも日本の文化が深く関係しています。
集団行動を得意とする日本では、常に集団でいることが正しいという考え方をしがちですので、個人行動=悪という固定概念を抱きがちです。
また、個人行動=友達がいないや、可哀想といった考え方をする風習などもありますから、定時退社=個人行動というとらえ方をする人や、仲間外れにされるかもしれないという恐怖心から、定時退社をしにくい心理が働くわけです。