自分語りの心理的特徴~病気を疑うパターンと性格傾向9選

自分語りが好きな人=自分大好きな人というイメージを持つ人も多いかと思いますが、人間であれば誰にでも自分語りをしてしまうことはあり得ることなのです。

しかしながら、自分のことばかりを話す人となれば、聞いている方も精神的に疲れてきてしまいますし、対応にも苦労することも多くなりますよね。

自分語りの心理を知ったうえで、この1ページでは、病気を疑う場合の見分け方や、上手に付き合っていく方法なども、まとめてお伝えしていきます。

自分語りをする心理

自分語り 心理

自分語りの心理的特徴

承認欲求によるもの

承認欲求とは、「誰かから認められたい」欲求のことを言い、これは人間であれば誰しもが持っている欲求であります。

この承認欲求が強い人は、名誉欲などにもこだわる傾向が見られ、一番に並んだことや、一番に乗車したという名誉を自慢することによって、優越感を得ようとする心理がよく見られます。

自分語りをされることによって、自慢話を聞かされることが嫌だと思っている本人であっても、同じような行動をとってしまうことは必ずあるのです。

この承認欲求が強すぎると、自分語りばかりをしてしまう傾向が強くなり、承認欲求を満たすことができないがゆえの苦しみを味わうこととなるわけですが、もしもあなたの周りに自分語りが好きな人がいる場合は、この承認欲求が強いという特徴が見られるかもしれません。

誰にでもアピールしなければ気が済まない人がいますが、まさにこれこそ、承認欲求が強いといえるでしょう。

 

自己開示の差

自己開示とは、自分の情報を意図もなく相手に伝えてしまうことを言い、この自己開示に差があるという可能性も考えられるのです。

この自己開示が苦手な人というのは、「他人に対して警戒心が強い人」であり、自己開示が得意な人というのは、「比較的警戒心が弱い」という見方もできます。

自分語りを聞かされる側が、なぜ不満に思うのかという原因がここには隠れており、話を聞く側というのは自己開示の量が自然と少なくなってしまうわけですから、どうしても自己開示をしたいという欲求が満たされないので、最終的にはうざいや面倒だという感情に結びつきやすいのです。

さらにこの自己開示は、人間関係を構築する上で非常に大事な心理となり、おそらくあなたも好意的な人に対しては、同じような心理テクニックを無意識のうちに使ってしまっているはずです。

その心理テクニックとは、自己開示の返報性と言い、自分の情報を相手に与えることで、相手にも同じく情報を求めることによって、より親密な人間関係を築きやすいというものです。

興味がある相手に自分の情報をアピールして、相手の情報を無意識に聞き出そうとしているのも、この自己開示の返報性と言えます。

 

性格傾向を知ろう

自分語り 性格

自己愛が強い

自己愛が強い人というのは、簡単に言い換えるとナルシスト気質な人であり、自分語りが大好きな人であります。

そんな自己愛が強い人というのは、自分語りの中でもある一定の特徴が見られ、以下のような自分語りが多く見られます。

  • 根拠のない自信を自慢する
  • うぬぼれである
  • 相手に感謝することが少ない
  • 自分が一番だと思い込んでいる
  • 悲劇のヒロインを演じる
  • 軽視することが多い

上記のような会話中の特徴が見られ、とにかく話を聞いている側を不愉快な気持ちにさせたり、または悲劇のヒロインを演じることによって、相手を欺くことが上手であったりもします。

さらに自己愛が強い人は、他人を見下すことで自尊心を保とうとしますので、常に自分が正しいかのような発言も多く見られ、このように人を見下すようなタイプは、人に嫌われやすい性格であることに間違いありません。

自分は他人よりも優れているという考えを強く抱いているので、他人を見下すことによって、自分の地位を守ったり、優越感に浸ろうとする心理がここには隠れています。

 

悩み事や心配事が多い

悩み事や心配事が多い人ほど、自分語りが多くなるという事実に、少し疑問を抱く人もいるかもしれません。

なぜこのような性格の人ほど、自分語りが多くなるのかと言えば、「悩みや心配事が多い人というのは、自分自身に注意がいき過ぎていて、自分の悪い部分ばかりが見えてしまっている」可能性が考えられるのです。

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